カンヌ国際映画祭の注目作『ツリー・オブ・ライフ』予告編&ポスタービジュアルを公開
ブラッド・ピット&ショーン・ペンの共演で、1950年代のアメリカを舞台に父と子の物語を描く『ツリー・オブ・ライフ』(8月12日公開)の予告編とポスタービジュアルが解禁された。
5月11日(水)から22日(日)まで行われる第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品の中で、ひと際注目を集めている本作。監督を務めるのは映像作家のテレンス・マリック。『天国の日々』(78)でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞、全世界に鮮烈な印象を与え、さらに20年の沈黙を破って製作された『シン・レッド・ライン』(98)は、ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞。これまでの監督作はわずか4作という今、最も新作が待望されている監督だ。そのテレンス・マリック監督がブラッド・ピット、ショーン・ペンという二大スターを得て、家族、生命の物語を鮮烈に描き出す。
主演兼製作を務めたブラッドは、1950年代の中部テキサスに生きる一家の厳格な父親を演じ、その実力をいかんなく発揮している。その息子役のジャックには『ミスティック・リバー』(04)、『ミルク』(08)で二度のアカデミー賞主演男優賞に輝くショーン・ペン。母親役を舞台などで活躍する新鋭ジェシカ・チャステインが演じている。
今回、公開された予告編では、テキサスに暮らす5人の一家の40年にわたる物語を通して、生きるということや家族など人間の根源を問うシーンが美しく壮大な映像、音楽と共に鮮烈に描かれている。パルム・ドールの有力候補にも挙げられている本作、まずはカンヌの結果を楽しみに、日本公開を待つとしよう。【Movie Walker】
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