『シュレック』の人気者・長ぐつをはいたネコが主演の映画が登場!声はもちろんアントニオ・バンデラス!
世界興行収入がギネス記録となり、2010年にシリーズ完結を迎えた『シュレック』シリーズ。その人気キャラクター“長ぐつをはいたネコ”が主役となって帰ってくる! 『長ぐつをはいたネコ』の全米11月4日(金)公開(日本2012年公開予定)を前に、フッテージ上映とプレゼンテーションがカンヌで行われ、声優を務めるアントニオ・バンデラス、サルマ・ハエックと、クリス・ミラー監督らが登壇した。ちなみに本イベントは、第64回カンヌ国際映画祭とは関係なく、カンヌ周辺で行われたもの。
『シュレック2』(04)からシリーズに登場した、長ぐつをはいたネコは登場当初、シュレックたちと敵対していたものの、いつの間にか欠くことのできない仲間となり、『シュレック フォーエバー』(10)ではでっぷりと太った姿でファンを魅了した。本作で描かれるのは、シュレックと出会うずっと前の物語だ。相棒のハンプティ・ダンプティ、キティーと共に黄金の卵を盗もうと奮闘する姿を描いた3Dアニメーションになっている。
『シュレック』シリーズに引き続き、長ぐつをはいたネコの英語版声優を務めるのはアントニオ・バンデラスだ。彼は長ぐつをはいたネコの魅力を「このキャラクターのデッサンを見せてもらった段階で、僕にはキャラクターの内部や、シュレックやフィオナのキャラクターと彼の関係がわからなかった。だが、ネコが彼ら(シュレック、フィオナ)といるのを見た時、彼がいかに小さいのかに気づき、このキャラクターの背景が浮かんできて、彼は体に似合わない声を持っているべきだと思ったよ。なぜなら、彼は自分がもっと大きいと信じているから、彼の声はイメージに反するものであるべき。僕はそれがこのキャラクターが成功した秘密の一つだと思うよ」と語った。
ヒロイン、キティーの声を務めるサルマ・ハエックは、アニメ声優初挑戦となる。今回の抜擢について、「とても感激しているわ。これより良いプロジェクトなんて考えられない。娘に見てもらえることも嬉しい」と喜びのコメントを出した。
『シュレック3』(07)で本編の監督も務めたクリス・ミラー監督は、「すごく楽しかった。何せアントニオだからね。彼=猫で、猫=彼だ。体は小さいが彼の個性は強烈で、この猫は素晴らしいキャラクターになった。彼がシリアスになればなるほどファニーになるんだよ」と絶賛すると、アントニオ・バンデラスは「ニャー!」とおどけて照れ隠し。報道陣からも笑いが起こるなど、盛り上がるイベントとなった。【Movie Walker】