中井貴一と佐々木蔵之介が再共演の『嘘八百 京町ロワイヤル』。広末涼子は初のたばこを吸う役
中井貴一と佐々木蔵之介による痛快コンムービーの続編『嘘八百 京町ロワイヤル』(1月31日公開)の完成披露試写会が、1月20日にTOHOシネマズ 六本⽊ヒルズで開催。中井、佐々木、広末涼子、友近、森川葵、山田裕貴、竜雷太、加藤雅也が舞台挨拶に登壇。映画にちなみ、嘘が上手い人は誰かというお題が入り、多くの人から指を差された中井は「見抜かれてるんだなと思います」と苦笑いした。
中井を指差した広末は「やっぱり嘘が上手じゃないと、こんなに長い間役者をやってらっしゃらない」と言うと、ゲスト陣も「おお」とうなずく。友近は「だいたい嘘をつく人は、グレーのスーツと黒縁のメガネ」と中井をいじる。竜も中井について「なんか言うと信じるでしょ。こういう方が嘘をつくと効くんです」とうなずく。中井は「そうね。まあ、嘘つきです。僕たちは全員、(役者だから)嘘つきだと思います」と笑顔を見せた。
また、中井は、前作の過酷だった撮影について「ものすごく寒かったし、日々苦しい想いしかしなかったのですが、お客様のおかげで、2作目ができるのはうれしかったです。でも、やっぱり苦しい想いをしました」と言って笑いをとった。
佐々木も前作について「16日間、撮り切ることだけを念頭に毎日やってました。寒いし、狭いし、お弁当のごはんは凍ってるし」と恨み節を口にしながら本作について「前よりも豪華にしますよと。なんと、撮影日数が4日増えましたが、変わらずまた、大変でした」とおちゃめに語った。
謎の京美人役を演じた広末は「人生で初めて茶道を。たばこを吸う役も初めてでした」と告白。「茶道は、茶道経験のある母に連絡しました。たばこは、昔たばこを吸っていたママ友が『教えてあげるよ』と言ってくれたのですが、自宅だと子どもたちが嫌がるし、近所で2人で吸っていても…と。茶道もたばこもこつこつこっそり練習しました」と言うと会場は笑いに包まれた。
『嘘八百 京町ロワイヤル』は、中井演じるさえない古美術商と、佐々木演じる腕利きの陶芸家の骨董コンビが、古田織部の幻の茶器“はたかけ”を懸けた新たなコンゲームを繰り広げる。監督の武正晴と脚本の足立紳、今井雅子が前作から続投し、ヒロインを広末涼子が務めた。
取材・文/山崎 伸子