“最恐の心霊スポット”近くで『犬鳴村』“廃校”試写会…三吉彩花&古川毅が登壇!
福岡市内からそう遠くない場所にあるとされながら地図上にその痕跡が残っておらず、“旧犬鳴トンネルの先にある”とだけ伝えられている心霊スポットを、「呪怨」シリーズの清水崇監督が映画化した『犬鳴村』(2月7日公開)の「廃校試写会&舞台挨拶」が開催。主演の三吉彩花と古川毅が上映前の舞台挨拶に登壇した。
本作は、三吉演じる臨床心理士の森田奏の周りで奇妙な出来事が起こり始めることから幕を開ける。奇妙なわらべ歌を口ずさみおかしくなった女性、行方不明になった兄弟、そして繰り返される不可解な変死。それらの共通点が心霊スポット“犬鳴トンネル”であることを知った奏は、すべての真相を突き止めるために犬鳴トンネルへ向かうのだが…。
この日試写会が行われたのは、まさに“犬鳴村”があると言われている福岡県宮若市にある、すでに廃校となった小学校の体育館。本作の一部が宮若市の協力のもと、旧犬鳴トンネルで撮影されたこともあって今回のイベントが実現したとのこと。会場に詰めかけた200名以上の宮若市民からあたたかく迎えられた三吉と古川は、少し照れた表情を浮かべながらも笑顔で登壇した。
映画のオファーがあるまで“犬鳴村”のことを知らなかったという三吉は「福岡出身の友達が多くて、映画の話をしたら『あそこはヤバイよ!』と言われました」と明かし、さらに「以前福岡出身のパントビスコさんと対談をした際に、パントさんも犬鳴トンネルに行ったことがあるそうで、行った時はなにも起こらなかったけど、最後に撮った写真にはガッツリ幽霊が写っていたって聞きました」とのエピソードを披露。会場を凍りつかせた。
一方、同じく“犬鳴村”を知らなかったという古河は「僕はホラーが苦手なので、まさかホラーを作る側になるとは思いませんでした」と告白。その後2人は、撮影現場で突然カメラが壊れる怪奇現象が起きたことや、ホラー映画の巨匠として世界中から厚い信頼が寄せられる清水監督の演出などについて振り返っていった。
そんななか、宮若市の有吉哲信市長も登壇。「廃校という最高のシチュエーションでこの映画が上映できることを嬉しく思う一方で、はたして先々不安なところもありますが、話題性としては最高じゃないかと思ってる次第です」とコメントすると、「商工会議所で『犬鳴村お化け屋敷』も準備しております。怖い映画を観て、怖いお化け屋敷を味わってもらえれば」とアピール。そして三吉と古川の2人に、宮若市特産の“追い出し猫”を記念品として贈呈した。
最後に三吉は、本作の撮影に協力してくれた宮若市の人々へ感謝を述べると「ただ怖いだけじゃなく、奏の血筋であったりいろんな人のストーリーが入り混じっていて、悲しさや寂しさなどの感情があるので、是非劇場で楽しんでください。あと主題歌のMs.OOJAさんの『ヒカリ』という曲は、映画の世界観を伝える非常にいい曲になっています」と本作の見どころについて熱弁をふるった。
さらに、公開を記念して映画『犬鳴村』公式LINEがリリース開始されることも併せて発表。公式LINEでは公式SNSの情報に加え、LINE限定の「怖い話」が閲覧可能。また『犬鳴村』に話しかけると不可解な文章が送られてきたり、深夜になるとあることが起きたり、起きなかったり…。友達になった者にだけ訪れる恐怖を、ぜひ体験してみてほしい。
文/久保田 和馬