猫×ミュージカルは最強!?話題作『キャッツ』が堂々の首位デビュー!
1月最後の週末となった25日・26日の映画動員ランキングは、圧倒的な強さを見せていた『アナ雪2』を抑えて、新作が首位に登場した。
論争を巻き起こした『キャッツ』が初登場1位に!
土日2日間で動員19万人、興収2億6200万円をあげ見事初登場1位を飾った作品が『キャッツ』。初日から3日間の累計では動員26万人、興収3億5000万円に達する好スタートを切った。1981年にロンドンで初演を迎えて以来、世界中で愛され続けているミュージカルの映画化で、日本でも劇団四季の公演で根強い人気を誇っている。
そんな本作だが、先に公開された海外では、その独特なネコたちのビジュアルから論争が巻き起こっていた。しかし、本作を観た日本の観客からは「歌と踊りは文句無しに良い!圧巻!」や「バレエの所作、楽曲はすばらしい!J・ハドソンの美声が圧巻!メモリーはやっぱり感動した!」といったコメントがSNSに飛び交っており、『レ・ミゼラブル』(12)を手掛けたトム・フーパー監督の手腕や、本作に出演している英国ロイヤルバレエ団のダンサー、『ドリームガールズ』(06)のジェニファー・ハドソンらのパフォーマンスを絶賛する声が目立っていた。
『アナ雪2』が観客動員1000万人突破!フォックスのロゴはこれが見納めに…
惜しくも首位を明け渡した『アナと雪の女王2』だが、動員12万9000人、興収1億6700万円をあげて3位に。さらに、累計では、動員1000万人、興収127億円を突破し、歴代興収ランキングで『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(99)を抜き19位まで順位を上げている。2019年の公開作品で動員1000万人超えを達成したのは、本作と『天気の子』(19)のみとなっている。
前週から一つ下げて8位となった『フォードvsフェラーリ』。日本時間の2月10日(月)に授賞式が行われる米アカデミー賞でも作品賞にノミネートされるなど、クオリティの高さが大勢の支持を集めており、日本でも公開2週間足らずで動員50万人、興行収入7億円を記録している。そして、本作を最後に、『タイタニック』(97)や『アバター』(09)、『ボヘミアン・ラプソディ』(18)など歴史的な名作と共に、観客を夢中にさせてきた“フォックス”映画の表記がリブライドされることが決定。おなじみのファンファーレや照明の演出は残るが、20世紀フォックスの文字が新たに設立される20世紀スタジオのロゴに代わるようだ。
今週末の公開作品には、破壊王マイケル・ベイによって生み出された大ヒットアクション第3弾『バッドボーイズ フォー・ライフ』や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)のライアン・ジョンソンが手掛けたミステリー『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』、大沢たかお主演による近未来サスペンス『AI崩壊』など、楽しみな作品が続々と公開!動員ランキングにどのように絡むのか、その動向に注目だ!
文/トライワークス
1位 キャッツ
2位 カイジ ファイナルゲーム
3位 アナと雪の女王2
4位 パラサイト 半地下の家族
5位 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
6位 ラストレター
7位 記憶屋 あなたを忘れない
8位 フォードvsフェラーリ
9位 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング
10位 劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明
※興行通信社調べ