カンバーバッチが絶賛する、マイケル・シャノンの素顔とは?『エジソンズ・ゲーム』場面写真が到着
発明王トーマス・エジソンとカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスの壮絶なビジネスバトルを描いた『エジソンズ・ゲーム』(4月3日公開)。『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』(15)のベネディクト・カンバーバッチと『シェイプ・オブ・ウォーター』(18)のマイケル・シャノンが主演を務め、最強のライバル同士となるエジソン役とウェスティングハウス役を熱演。このたび、シャノン演じるウェスティングハウスの新場面写真が到着した。
19世紀のアメリカを舞台に、アメリカ初の電力送電システムを巡る“電流戦争”という歴史の一大トピックを映画化した本作。当初トロント国際映画祭で披露された本編は、ワインスタイン・カンパニーの強い圧力によってまとめられた製作陣にとって不本意なバージョンだったと言い、それを本作の製作総指揮であるマーティン・スコセッシ監督が完成版と認めず、製作陣による再編集を支援。多忙なスター俳優たちを集め一日限りの再撮影を敢行し、渾身の“ディレクターズ・カット”を完成させた。カンバーバッチ、シャノンのほか、ニコラス・ホルトやトム・ホランドなど、実力派豪華キャストが脇を固めている。
このたび解禁された場面写真では、カリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスの姿が映しだされており、シャノン自身「彼は優しくて、思いやりがある人間だったらしい」と語っているように、真摯に物事を見つめる、ウェスティングハウスの新たな一面が垣間見られる。
目的のためには手段を選ばないエジソンとは、対照的な人物であったというウェスティングハウス。脚本を務めたマイケル・ミトニックも彼について、「このセリフは劇中にも出てくるんだけど、『良い働きをする人間は与えられた時間で適切な仕事をする』と彼は言ったんだ。それで彼は、従業員が野球をしに行けるように、土曜日を半分休みにした」という温かいエピソードも明かしており、そんなウェスティングハウスを演じたシャノンは「僕は英雄を演じるのは得意ではないけれど、それでもその人に近くなるよう努力はしたよ」と、いままで悪役を演じることが多かった彼ならではの悩みも吐露している。
実際に会うことはほとんどなく、戦いの中心は新聞の記事を通してだったという2人。本作でもシャノンとカンバーバッチは同じ画面に映ることは多くなかったというが、シャノンは「僕らは一緒に時間を過ごすことはあまりなかった。でも、最後の方に一緒の場面があって、その場面の脚本は本当によく書かれていて、その時の撮影はとても楽しかったよ」と振り返っている。さらにカンバーバッチは最強のライバルを演じたシャノンについて、「マイケルは最高。豪快な人。彼は人としていろんなものを持っている。落ち着いているし、冷静で、でも冷たいとかではなく落ち着きがあるって意味で。彼といると本当に心地がいいんだ」と絶賛。
豪華キャスト、スタッフが手掛ける迫力の人間ドラマとなる本作。人気実力派俳優である主演2人の演技バトルからも目が離せなさそうだ!
文/富塚 沙羅