三吉彩花がまさかのプロレス界入り!?『犬鳴村』公開直前イベントで場外乱闘に参戦

福岡県に実在する“日本最凶”の心霊スポットを「呪怨」シリーズの清水崇監督が完全オリジナルストーリーで映画化した『犬鳴村』(2月7日公開)の公開直前スペシャル会見が5日、都内で開催。主演の三吉彩花を筆頭に、坂東龍汰、古川毅、宮野陽名、大谷凜香と清水監督が、会場に特設されたプロレスリング上に登壇した。

キャスト5名全員がホラー映画が苦手であることを告白するなか、「ジャパニーズホラーは苦手ですけど、洋画のホラーは好き」と語る三吉は「出演が決まった時は素直にうれしくて、この映画はただ怖いだけでなく人間ドラマとしてのストーリーも感じていただける作品。なので、そういう点を表現できればと思いながら臨みました。でも監督にお会いした時には『清水監督の作品は1本も観ていません』と告白しました(笑)」と振り返る。

初のホラーヒロインということで、これまでのイメージを一変する役柄に挑んだ三吉。「今回演じた森田奏は臨床心理士で、ほかの人が見えないものが見えたり、感じないものを感じていたりする。日常で感じることができるものではないので、想像の世界でお芝居をするしかないという難しさがあった」と吐露し、「監督が『お化け屋敷のお化け役だから楽しんで怖がらせるタイミングを作って行けたらいいよね』と仰ってくれたので、難しかったけど楽しみながら演じることができた気がします」と笑顔を見せた。

さらにホラー映画の撮影中には定番の“恐怖エピソード”について話題が移ると、坂東から「三吉ちゃんが『トンネルの上に人がいる』って言ってました」と衝撃的なエピソードが明かされる。「私は(霊を)感じたりするわけではなかったんですけど、撮影しているとずっと人に見られている感じがするなあって…。スタッフさんかなと思って見ると誰もいないんですよ」と明かす三吉に、清水監督は「お化けも応援してくれてたのかも」とニヤリ。「見学してくれてたのかな」とポジティブに呟く三吉に、大谷は「なに言ってるんですか!?」とビクビクした様子を浮かべていた。

そして今回の会見が、“最恐”で“最凶”の本作の製作委員会に“最強”の男たちが集う全日本プロレスが参加したことを受けて行われたものということで、犬鳴村の近くで生まれ育った宮原健斗選手をはじめ、石川修司選手、犬鳴めんそーれ(ブラックめんそーれ)選手、大森北斗選手、田村男児選手が駆けつけ、公開記念タッグマッチを開始。「生で見るのは初めてです」とウキウキして観戦していた三吉は、試合の後半の場外乱闘に参戦。華麗なフォームのハイキックで犬鳴めんそーれ選手をノックアウトした。

試合終了後に「うずうずして参加しちゃいました」とはにかむ三吉に、大谷は「三吉姐さんの蹴りがカッコ良かった」と惚れ惚れした表情。さらに宮原からその見事なフォームを絶賛され、石川からも「女優と女子プロレスラーの二刀流を目指してもらいたい」とまさかの全日本プロレスへのスカウトがかかる。それには三吉も「事務所に確認してみます」と満更でもない笑顔を浮かべた。

取材・文/久保田 和馬