【第92回アカデミー賞】長編アニメ映画賞は『トイ・ストーリー4』“続編作品”のジンクスはねのけ受賞
現地時間2月9日(日本時間10日)にハリウッドのドルビー・シアターで開催された第92回アカデミー賞授賞式。長編アニメ映画賞は、ディズニー/ピクサー作品『トイ・ストーリー4』(19)に輝いた。
本作は、おもちゃたちの冒険と友情を描いた人気CGアニメーションのシリーズ第4弾。ピクサー・アニメーション・スタジオで数々の作品に携わってきたジョシュ・クーリーの初長編監督作となる。おもちゃたちの新たな持ち主、ボニーの手作りおもちゃ、フォーキーとウッディや仲間たちが、いままで見たことのない“外の世界”で大冒険を繰り広げる。
ステージには、ジョシュ・クーリー監督、プロデューサーのジョナス・リヴェラとマーク・ニールセンがそろって登壇。3人は感激の面持ちを見せ、マークは「これだけ美しいアニメのなかで、受賞ができたことに感謝します。家族向けの映画を作れたことを誇りに思う」とニッコリ。「家族に捧げたい」と心を込めていた。
アニメ界のアカデミー賞とも称される第47回アニー賞では6部門にノミネートされ、各批評家協会賞では20以上の賞を受賞。実写のような美しく深みのある映像とシリーズ最大の冒険が観客を魅了し、“続編作品は受賞できない”というアカデミー賞のジンクスをはねのけて見事に受賞を果たした。
文/成田 おり枝
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