高畑充希、山崎賢人&賀来賢人のシーンで“攻め”と“受け”を妄想!?「現場でいつも考えた」
イラスト投稿サイト「pixiv」で2014年から連載されたWEB漫画を映画化した『ヲタクに恋は難しい』の初日舞台挨拶が2月7日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、高畑充希、山崎賢人、菜々緒、斎藤工、福田雄一監督が登壇。劇中でBLをこよなく愛する“隠れ腐女子”を演じた高畑が、「“攻め”と“受け”を深く考えるようになりました。18禁のやつはえらいことになっている。でも結構、おもしろいなと思った」と役作りのためにBL本を研究したことを告白。「男性が2人でしゃべっていると『どっちがどっちの方がおもしろいかな』というのを現場でいつも考えていた」と“攻め”と“受け”について語り、会場を驚かせた。
本作は、隠れ腐女子の成海(高畑)と、重度のゲームヲタクの宏嵩(山崎)という不器用な“ヲタク男女”のカップルライフを描くラブコメディ。
本編ではカットされてしまったものの、成海が宏嵩と同僚の真司(賀来賢人)を前に“攻め”と“受け”を妄想するシーンがあったそうで、高畑は「モニターを見ながら『こっち攻めかな、こっち受けかな』って」と役柄の気持ちになって考えていたという。
ミュージカル初挑戦となった山崎は「僕のミュージカルデビュー作、楽しんでいただけましたでしょうか」と挨拶。「これまでは音楽って、歌うか、聴くかで楽しんでいた。踊りながら楽しむという選択肢が増えたので、最高です。『ヲタ恋』で価値観、変わりましたね」と充実の表情を見せていた。
劇中で男装コスプレにもトライした菜々緒は「私たちって、ずっとコスプレをしているようなもの。OLさんの役をやれば、OLさんのコスプレをしているわけで。コスプレし慣れていると思うんです」と言いつつ、「あそこまで男装をするのは初めて。ハマりそうです。オファーがあればなんでもやりたいです!」と意欲たっぷり。福田監督は「菜々緒にこんな格好させたいなって、結構あるでしょうね」とオファーが殺到するのではと期待していた。
またこの日は、ヲタクを隠して生きる登場人物にちなみ、「本音を隠していそうな人は?」との質問に答えることに。斎藤は高畑、山崎、菜々緒から指名を受けたが、当の斎藤は「高畑さん」と回答。「スペックが高すぎる。歌もダンスも上手で、かわいい。本音に気づかないかもしれない。奥深い方だと思う」と続けると、高畑は「ミステリアスということですかね。うれしいです」と笑顔を弾けさせていた。
※山崎賢人の「崎」は立つ崎が正式表記
取材・文/成田 おり枝