今年の沖縄国際映画祭は内容を縮小し開催…過去11回の映画祭を振り返るパネル展などを実施

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今年の沖縄国際映画祭は内容を縮小し開催…過去11回の映画祭を振り返るパネル展などを実施

2月26日、沖縄県那覇市の首里城公園で「島ぜんぶでおーきな祭 第12回沖縄国際映画祭」の50日前カウントダウンボード除幕式が開催された。

例年、国際通り中心部で行われていた除幕式は、首里城公園の守礼門前に会場を移し、お笑いコンビのガレッジセールが司会を務め、佐久本武(なは応援団団長、那覇市観光協会会長)、白石武博(沖縄国際映画祭協力会顧問)、大﨑洋(沖縄国際映画祭実行委員長)ら関係者が出席した。

冒頭でガレッジセールのゴリは、2019年に主要施設が火災で焼失した首里城について「僕は首里城のすぐ近くにある高校を卒業したので、ここは思い出深く慣れ親しんだ場所。火災のニュースはとても悲しかったが、復興を望む県内外の人々の想いを目にして、沖縄は本当に愛されていると感じた」とコメント。首里城のすぐ近所で生まれ育ったというガレッジセールの川田も、子どものころの思い出話を披露し、会場をなごませ首里城への熱い想いを伝えた。

座開きの琉球古典音楽演奏に続いて、沖縄国際映画祭実行委員長を務める大﨑洋が登壇。「私も50年前に首里高校を卒業し、近くの池でサーターアンダギーを食べていました」とジョークを交えながら挨拶したあと、今年の映画祭は、国内外で新型コロナウイルスの感染報告が広がる状況をふまえ、例年よりも内容を大幅に縮小して開催することを発表した。今回は、過去全11回の内容を振り返る沖縄国際映画祭パネル展と、テレビ番組や配信番組で首里城および首里周辺のPRを展開するとし「今後も沖縄と共に協業しながら発展していければ」と語った。

続いて、佐久本武団長は「待ちに待った映画祭が今年も始まります。今回は首里城への関心も持ってほしいという気持ちで開催します。コロナウイルスを吹き飛ばす気持ちで頑張りましょう」とイベントに向けて力強く意気込みを宣言。

その後は、沖縄県の全41市町村の魅力を県外、国外へPRする41市町村全力応援芸人たちもステージに集結。ガレッジセールの掛け声に合わせ、式典出席者らの手によって白い幕が下ろされると、鮮やかな黄色いボードのうえに「50」のカウントが登場。 全力応援芸人のキャプテン、宮川たま子が「みんなで一緒に盛り上げていきましょう!」と呼びかけると、会場からはひときわ大きな歓声と拍手が起こり、首里城の1日も早い復興に向けてエールを送った。

「島ぜんぶでおーきな祭 第12回沖縄国際映画祭」は、4月16日(木)から19日(日)までの4日間開催。那覇市のよしもと沖縄花月、ラフ&ピース専門学校などで過去全11回の沖縄国際映画祭パネル展を開くほか、テレビ番組、配信番組などを活用して首里城および首里周辺のPRを展開する。

文/編集部

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