ナタリー・ポートマンが『ブラック・スワン』撮影後、休暇を取らずに『マイティ・ソー』を選んだ理由は?
ケネス・ブラナー監督がマーベルの人気コミックを実写映画化した『マイティ・ソー』(7月2日公開)で、ヒロインのジェーン・フォスターを演じるナタリー・ポートマンは、『抱きたいカンケイ』(11)、『ブラック・スワン』(11)、『メタルヘッド』(6月25日公開)、『水曜日のエミリア』(7月2日公開)と今年、日本で公開される作品が既に5作品と飛躍の年を迎えている。
本作で彼女が演じるのは地上に落ちてきたソー(クリス・ヘムズワース)と出会う才色兼備の宇宙物理学者。キャステイングに当たり、美しさ、知的さ、強さを兼ね備えた“ナタリー・ポートマンのような女性”を探し、数多くオーディションを行ったが、ある時、誰かの「いっそのこと、本人に頼んでみたらどうだろう?」という提案により、『ブラック・スワン』撮影直後の彼女にオファー。『スター・ウォーズ』シリーズや『マイティ・ソー』のようなジャンル、さらにマーベル・ユニバースのファンである彼女にとっても、このプロジェクトは魅力的で、さらにケネス・ブラナー監督との仕事に大きな関心を持っていた彼女は高い意欲を持って了承したという。当時を振り返り、ナタリー・ポートマンは「一年間、毎日トレーニングをし、ダーレン(・アロノフスキー監督)と仕事をしていました。睡眠時間は毎晩4、5時間程度だったので疲労困憊していましたし、キャリアの中で最も難しい役を演じ終えたところでした。本当はゆっくり休むべきだったんでしょうけれど、ケン(ケネス・ブラナー監督)と仕事ができるなんて、逃すにはあまりに惜しいチャンスでした。これまでいくつかスケールの大きい作品に出演しましたが、演技に対するこれほど強烈な集中力を監督から感じたのは今回が初めてでした」と、本作出演の決め手や喜びを語っている。
全米で二週連続興収No.1のヒットを放ち、6月13日現在、全世界における興収が4億3160万ドルを突破している本作。そして日本からは浅野忠信がハリウッド初進出など、目が離せない。今、最も波に乗るナタリー・ポートマンがアカデミー賞主演女優賞獲得後、一番最初に出演を決めた本作の日本公開を心待ちにしてほしい。【Movie Walker】