松ケン、芦田愛菜の台本なしの演技を絶賛!「子供たちの方がすごい!」

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松ケン、芦田愛菜の台本なしの演技を絶賛!「子供たちの方がすごい!」

宇仁田ゆみの人気コミックを映画化した『うさぎドロップ』(8月20日公開)の舞台挨拶が6月13日、都内で開催。松山ケンイチ、香里奈、子役の芦田愛菜と佐藤瑠生亮、SABU監督が舞台挨拶に登壇した。今、注目を集めている芦田がワンピースでドレスアップして登場すると、会場から「可愛い!」と何度も声が上がった。

亡くなった祖父の6歳の隠し子を、独身男が引き取り、子育てに大奮闘するという『うさぎドロップ』。いきなり、新米パパとなる松山と、天才子役・芦田のぎこちない即席親子ぶりがほのぼのとして実に微笑ましい。松山は、芦田との共演についてこう語った。「小さい子供と僕自身は一緒に生活することがなかったです。今回は、愛菜ちゃんと1ヶ月間ずっと共同生活をすることで生まれたものをお芝居に投影しました」。すると芦田は「松山さんは優しくて、休み時間も遊んでくれて楽しかったです」と満面の笑みで話すと、松山も「現場に行くのが本当に楽しみで、すごく癒されました。現場でも、打ち上げの時もずっと遊んでました」と、ニコニコしながら芦田を見る。香里奈は初のシングルマザー役を演じ「本当に大変でした」と笑顔で語った。

本作の撮影では、子役たちに台本は渡されず、その場で会話を作り上げていったとか。佐藤は「台本なしで演技するのが初めてで、一生懸命頑張りました」と語ると、芦田も「そうそう」とうなずく。松ケンはそんな子役たちについて、「台本のないなかで作ったというのはすごいこと。僕ら以上に考えていたと思う。愛菜ちゃんのお芝居が軸になり、それに大人の役者がどうリアクションしていくかってことが重要でした」と、賛辞を贈った。

また、後半で父の日のプレゼントの話になると、松山は「そんなに父の日にプレゼントしたことはないけど、理想とする父親像は自分の父親なので、感謝しています。明るい父親で、僕もそうありたい」と話した。また、芦田がプレゼントについて「お父さんを驚かせたいので、秘密です」と語ると、会場の観客はその可愛さにメロメロ状態となった。

芦田は本作でもとびきり愛くるしい笑顔を見せ、それに翻弄される大人を演じた松ケンの優しさや困惑ぶりも人間味にあふれていて、思わず感情移入させられる。今、最も勢いのある人気スターたちの共演作で、彼らの新たな魅力が散りばめられている本作はまさに必見だ。【取材・文/山崎伸子】

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