キャストの変更、邦画史上初の快挙…『映画ドラえもん』全40作をポスターと振り返る【後編】
歴代No.1のヒットを記録した『映画ドラえもん のび太の宝島』
劇場版38作目の『映画ドラえもん のび太の宝島』(18)は、『映画ドラえもん』史上初めて興行収入が50億円を超え、史上最高となる興収53億7000万円という数字を挙げている。ロバート・ルイス・スティーヴンソンの児童文学「宝島」をモチーフとし、大海原を舞台にドラえもんたち一行が海賊と戦い、宝島に眠る財宝の秘密に迫っていく。『君の名は。』(16)のプロデューサーとして知られる川村元気が脚本を担当し、ヒットメーカーとしての手腕をおおいに発揮した。
節目にふさわしい最新作『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
『のび太の宝島』の監督である今井一暁×脚本の川村元気コンビが再びタッグを組むのが、通算40作目となる最新作『映画ドラえもん のび太の新恐竜』。のび太と恐竜の絆を描くものとしては3作目となるが、リメイクではなく完全オリジナル作品となっている。
恐竜博の化石発掘体験で卵の化石を発掘したのび太は、タイムふろしきで化石を元の状態に戻し、卵を孵化させることに成功する。生まれた双子の恐竜にキューとミューと名付けたのび太だったが、現代で育てることが難しくなってしまい、ドラえもんや仲間たちとともに6000万年前の世界へ2匹を戻す旅に出る。だが、仲間の恐竜を探すうちに謎の島へとたどり着いてしまい…。
Mr.ChildrenがW主題歌を務めるほか、木村拓哉が声優として登場するといった超豪華な座組。そして、ドラえもんの原点とも言える題材と、節目にふさわしい内容の本作。ぜひ40年の歴史を感じながら、最新作も楽しんでほしい!
文/トライワークス
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