主人公の声は小野賢章、主題歌は[Alexandros]に!『閃光のハサウェイ』ファンイベントで発表

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主人公の声は小野賢章、主題歌は[Alexandros]に!『閃光のハサウェイ』ファンイベントで発表

「機動戦士ガンダム」の生誕40周年を記念したプロジェクトの集大成であり、“宇宙世紀”の次なる100年を描く「UC NexT 0100」プロジェクトの映画化第2弾となるアニメーション映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が7月23日(木・祝)より公開。それに先駆けて3月24日、ファンイベント「GUNDAM FAN GATHERING-『閃光のハサウェイ』Heirs to GUNDAM-」が、東京・お台場にあるZepp DiverCityにて開催され、本作のメインキャラクターを演じる声優陣と主題歌アーティストが発表された。

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のファンイベントが無観客で開催!
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のファンイベントが無観客で開催![c]創通・サンライズ

シリーズの生みの親である富野由悠季が1989年に発表した同名小説を原作にした本作は、「宇宙世紀サーガ」の最新作にして、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(88)の世界観を色濃く継承した劇場版3部作の1作目。舞台は第二次ネオ・ジオン戦争の終結から12年が経過したU.C.1015。“アクシズ・ショック”を経ても世界は変わらず混乱状態にあり、また地球連邦政府の腐敗もさらに進んでいた。そんななか、反地球連邦政府組織「マフティー」が立ち上がり民衆からの支持を集めていく。

そのマフフィーを指揮する人物こそ、かつて一年戦争に参加した地球連邦軍士官ブライト・ノアの息子で、シャアの反乱にも参加していたハサウェイ・ノア。アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想を肌で知る彼は、戦士として、武力による抵抗から道を切り拓こうと画策していた。しかし、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いが彼の運命を変えていくことに…。

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は7月23日(木・祝)より公開される
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は7月23日(木・祝)より公開される[c]創通・サンライズ

新型コロナウイルスの感染拡大防止と安全を考慮して無観客で行われた今回のイベントは、アムロ役の古谷徹とシャア役の池田秀一を招き、『逆襲のシャア』から本作への“物語の継承”をテーマにしたトークで幕を開けた。そこでは古谷と池田が当時の思い出を懐かしそうに振り返ったり、富野監督の独特な台詞回しなどについて深掘り。さらにアニメ研究家の藤津亮太や『閃光のハサウェイ』のプロデューサーである小形尚弘も交えて「閃光のハサウェイ」の原作誕生秘話なども語られていった。

そして話題が『閃光のハサウェイ』に移ると、満を持してメインキャラクターの声優陣が発表に。主人公ハサウェイ・ノア役には小野賢章、ハサウェイと出会う容姿端麗な少女ギギ・アンダルシア役には上田麗奈、地球連邦軍将校のケネス・スレッグ役には諏訪部順一。大先輩の古谷と池田を前に緊張の面持ちで登場した3人は、役が決まった時の心境について順に明かしていく。

ギギ・アンダルシア役を上田麗奈、ケネス・スレッグ役を諏訪部順一が務めることも明らかに
ギギ・アンダルシア役を上田麗奈、ケネス・スレッグ役を諏訪部順一が務めることも明らかに[c]創通・サンライズ

諏訪部は「『やったーっ!』という感じで、本当にうれしかった。正直狙っていましたね(笑)」と茶目っ気たっぷりに語り、上田は「うれしかった反面、プレッシャーが大きすぎて逃げたいという想いがすごく強かったですが、いまの自分にだからできることを一生懸命やっていきたい」と意気込む。そして主人公を務める小野は「最初は信じられなかったけど、だんだん実感に変わってプレッシャーを感じました。一生懸命やるしかないので頑張っているところです」とコメント。

すると、そんな小野に対して「宇宙世紀サーガ」の主人公の先輩であり、劇団ひまわりの先輩でもある古谷は「ガンダムはビッグタイトルで他のアニメとは一線を画している。ガンダムの主人公をやると人生が変わります。そうなるためには、ハサウェイというキャラクターを自分のニュータイプであると信じて、その感性に任せて思いっきり演じればいいんじゃないかと思います」とアドバイス。

【写真を見る】[Alexandros]が気合たっぷり!「必ずいいものができると思っています」
【写真を見る】[Alexandros]が気合たっぷり!「必ずいいものができると思っています」[c]創通・サンライズ

さらに劇伴を澤部弘之が、主題歌を今年デビュー10周年のメモリアルイヤーを迎えた[Alexandros]が担当することも発表され、会場に[Alexandros]のメンバーが登場。小形プロデューサーは[Alexandros]にオファーした理由について「『閃光のハサウェイ』は海外で上映されることになる。日本のアーティストで一緒に海外に出ていけるようなアーティストがいいと思ってお願いしました」と明かす。

そして主題歌抜擢の喜びを語った[Alexandros]の3人は、「ガンダムのストーリーの一部を担わせていただけるのは光栄なことで、気合が入っている。必ずいいものができると思います」と自信をのぞかせていた。

取材・文/久保田 和馬

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