佐藤健と阿部寛が10年ぶりの共演!中山七里原作『護られなかった者たちへ』映画化決定

映画ニュース

佐藤健と阿部寛が10年ぶりの共演!中山七里原作『護られなかった者たちへ』映画化決定

『さよならドビュッシー』(13)や『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』(11月公開)の原作者で、今年作家生活10周年を迎えるミステリー作家、中山七里の小説「護られなかった者たちへ」が、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)や『楽園』(19)の瀬々敬久監督のメガホンのもと映画化されることが決定した。

東日本大震災から9年後の宮城県内の都市部で、凄惨な連続殺人事件が発生する。捜査線上に浮かび上がったのは、かつて知人を助けるために放火し傷害事件を起こし、刑期を終えて出所したばかりの利根という男だった。宮城県警の刑事・笘篠は殺された2人の被害者から共通項を見つけだして利根を追い詰めるのだが、その先には切なくも衝撃的な真実が隠されていた…。

連続殺人事件の容疑者・利根泰久役を演じるのは、先頃放送され社会現象を巻き起こしたテレビドラマ「恋はつづくよどこまでも」や、この夏完結編が2作連続公開される「るろうに剣心」シリーズなど、多種多様な役柄に挑みつづける佐藤健。そして利根を追う刑事・笘篠誠一郎役には大ヒット作への出演が相次ぐ阿部寛。2人の共演は『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』(10)以来となる。

さらに福祉保健事務所の職員である円山幹子役に清原果耶、国会議員の上崎岳大役に吉岡秀隆、笘篠の後輩刑事である蓮田智彦役に林遣都、そして東日本大震災で被災した遠島けい役に倍賞美津子と、若手からベテランまで幅広い世代の演技派俳優が勢ぞろい。また、脚本は瀬々監督の最新作『糸』(4月24日公開)や『太陽は動かない』(5月15日公開)が控えている林民夫が手掛ける。

東日本大震災に端を発して起こる出来事から現代へとつづく物語を、社会性とエンタメ性を兼ね備えながら描く本作。震災から10年の節目を迎える日本社会に一石を投じる衝撃作として大きな話題を集めることになるだろう。『護られなかった者たちへ』は4〜5月にかけて撮影が行われ、年内に公開予定。続報から目が離せない。

作品情報へ