小日向文世も思わず照れた!人気子役・矢部光祐「小日向さんみたいな俳優になりたい」

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小日向文世も思わず照れた!人気子役・矢部光祐「小日向さんみたいな俳優になりたい」

“犬飼”という名字なのに犬が大嫌いな主人公と、なりゆきで飼うことになったサモエド犬のサモン。最初はぎこちない関係だった一人と一匹が、次第に心を通わせ、固い絆で結ばれていく様を描いたハートウォーミングドラマ『犬飼さんちの犬』。6月25日にシネマスクエアとうきゅうで実施された初日舞台挨拶には、小日向文世、ちはる、小野花梨、矢部光祐らキャスト陣と亀井亨監督、さらにサモンまで駆け付け、それぞれが公開初日を迎えた喜びを語った。

主役を演じた小日向は、「本日はいろんな大作映画が公開されるなか、本作をご覧いただきましてありがとうございました。この映画は特に大事件が起こるわけでもなく、ある一家の日常を淡々と描いた作品ですが、このサモンを見ていただければわかるように、癒しの効果が抜群の内容になっています。ほっこりと優しい気持ちになっていただけると幸いです」と感謝の言葉を述べ、さらに「劇中では犬嫌いな役どころだけど、本当は家でもトイプードルを飼うくらい、犬が大好きなんです。だから、犬飼とサモンがだんだん心を通わせていく場面はお芝居じゃなくて、本当に僕たちが仲良くなっていく姿を映しているんです。どんなNGを出しても許せてしまうくらい、サモンは本当に可愛かったですね」と裏話も明かしてくれた。

そんな犬飼の妻であり、自由奔放な性格の潤子を演じたちはるは、「この映画には、人と動物の交流を描いた名場面がいっぱいあるんですけど、その中でも特に犬飼さんとサモンが一緒に土手を走るシーンが好きで、そこばっかり何回も見てしまいました。SEAMOさんの歌う主題歌ともすごくマッチしていて、お勧めのワンシーンですね」とお気に入りのシーンについて答え、「あと、サモンはもちろん可愛いけど、息子の岳を演じた矢部光祐君もめちゃくちゃ可愛いんですよ。朝からずっとテンションが高くて、サモンがぐったりしている時も彼だけ元気いっぱいで(笑)。一緒にいるうちに、本当に自分の子供のように思えてきて、『あんまりいじるとサモンも疲れちゃうからやめなさい!』って注意してしまったこともあるんです」と、息子役の矢部についても語った。

劇中で演じた犬飼の長男・岳をはじめ、数々の映画やCMに出演中の人気子役、矢部光祐は、そんなちはるのコメントに「あの時はちょっと怖かったです」と返し、場内は大爆笑に包まれた。続けて「パパ(犬飼)とサモンのやりとりは見ているだけで楽しくて、撮影現場では何度も笑ってしまいました。僕も小日向さんみたいに、いろんな役を演じられる俳優になりたいです」と語り、小日向が思わず照れてしまう一幕も。

何事にもことなかれ主義だった主人公が、犬を飼うことで精神的に成長していく姿が爽やかな感動を呼ぶ『犬飼さんちの犬』。見終わる頃には、きっとあなたも犬が飼いたくなっているはずだ。【六壁露伴/Movie Walker】

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