新型コロナ感染から回復したトム・ハンクス、自宅から「サタデー・ナイト・ライブ」に出演!
先月新作映画の撮影中に新型コロナウイルスに感染したことが報じられていたトム・ハンクスが、現地時間11日に放送されたNBCテレビの人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」に司会者として自宅から出演。その元気な姿に世界中が安堵に包まれている。
番組放送開始から45年の歴史で初めて、キャスト全員が自宅から出演する「サタデー・ナイト・ライブ・アットホーム」として放送された今回。オンラインソフト会議ソフトのZoomを使ったオープニングからジョークを交えながら手洗いやソーシャルディスタンスの重要性を語ったハンクスをはじめ、トランプ大統領に扮したアレック・ボールドウィンや、ボブ・ディランの楽曲をカバーしたコールドプレイのクリス・マーティンらが、それぞれ自宅から出演を果たした。
ハンクスは先月11日に、バズ・ラーマン監督がメガホンをとるエルヴィス・プレスリーの伝記映画の撮影のため滞在していたオーストラリアで、妻のリタ・ウィルソンと共に新型コロナウイルス陽性であることが判明。現地で治療に専念し、3月中旬に退院した後も自己隔離生活を送り、その後3月下旬にアメリカに帰国。現在も自主的に隔離生活を続けている。
番組の中でハンクスは「おもしろいことをするには奇妙な時期ですが、おもしろいことをするのが『サタデー・ナイト・ライブ』」と語り、自身が新型コロナウイルスの“炭鉱のカナリア”であると表現しながら「感染がわかってから誰も近寄ろうとしないし、みんなを不快にさせている。かつてないほど“アメリカのお父さん”になってしまったよ」と茶目っ気たっぷりにコメント。
そして「“ステイ・セーフ”。私たちは一緒にこうした状況に置かれ、一緒に乗り越えていく」と呼びかけると、病院で働くすべての労働者や支援してくれたすべての人々に向けて熱烈な感謝を伝えていた。
文/久保田 和馬