迷い込んだ森で愛欲に溺れる…!? 大人向け『白雪姫』は官能的で恐ろしい!
大人から子どもまで、誰もが知っているグリム童話「白雪姫」。ディズニー・アニメーションなど数々の名作を生みだしてきたこの物語をもとにした最新映画『白雪姫~あなたが知らないグリム童話~』が公開中だ。しかし、今回はとても子どもには観せられない過激な内容となっているようで…。
本作は、フランスの女優ルー・ドゥ・ラージュとイザベル・ユペールが共演するエロティックスリラー。いまは亡き父親が経営していたホテルで義理の母親・モード(ユペール)のもとで働く若い娘・クレア(ラージュ)。美しく妖艶な二人はそれぞれの職務をまっとうしていたが、モードの年下の恋人がクレアに恋をしていることがわかり、モードは抑えきれない嫉妬心からクレアを殺めようと遣いを出し…という女の嫉妬が渦巻く愛欲劇だ。
突然見知らぬ女に車に押し込められて拉致されたクレアは、森に迷い込み、殺されかけていたところを現地に住む男に助けられる。男の家に身を寄せることになったクレアは、彼の双子の兄弟とチェリストと4人で同居生活をスタート。うら若きクレアは命の恩人である男と逢瀬を重ねるが、そのうち双子の兄弟とも体の関係を持ち、さらに彼女と出会ったほかの男たちも次々と彼女の魅力の虜になっていく…。クレアの魅力に吸い寄せられた男たちが車の中や森の中(!)など、ところ構わずクレアの身体を求めていくラブシーンはなんとも刺激的。
瞬く間に7人もの男たちを骨抜きにしていくクレア。一方、クレアがまだ生きていることを知ったモードは、クレアのいる田舎町に自ら出向く。徐々に距離を縮めてクレアと再会したモードは、性的に解き放たれて充実した日々を送るクレアを「生き生きとしてるわ」と褒めながらも、その命を奪う機会を虎視眈々と狙い、じわじわと追い詰めていく…。
解放感からますます美しくなっていく娘と、都会的で洗練された美熟女の泥沼バトルが激しく展開する本作。ハラハラドキドキな大人の『白雪姫』の行く末を、ぜひ見届けてほしい!
文/トライワークス