声優の井上和彦ら“声援団”が日比谷でコンテナライブを敢行
3月11日の東日本大震災を受けて、声優の井上和彦を団長に結成された“声援団”。義援金集めと心の支援を目的に、声優中心のユニットならではの活動を続けている彼らだが、6月は日比谷のオフィス街でコンテナライブを敢行。その様子をレポートしよう。
日比谷シャンテ向かい、三信ビルディング跡地である日比谷パティオ。声援団はこの日比谷パティオで、6月6日、15日、22日の3日間にわたってコンテナライブを行なった。コンテナライブとは文字通り、コンテナの中をステージにして生演奏を行うというもの。客席は外に置かれたベンチ。つまり、観客はオープンエアでコンテナを囲む形になる。梅雨時の野外ライブだったが、3日間ともびっくりするくらいの晴天に! そして平日とは思えない数の観客が集まった。
出演メンバーは、6日が井上和彦・伊藤健太郎・神奈延年・真田アサミ・ショッカーO野。15日が井上和彦・伊藤健太郎・勝杏里・かないみか・神奈延年・真田アサミ・ショッカーO野。22日が井上和彦・勝杏里・かないみか・神奈延年・ショッカーO野。メンバーも日替わりなら、ステージの内容も日替わり。歌あり、ラジオドラマ仕立てあり、メンバーの持ちキャラによるMCありと、声優ならではのにぎやかなステージになった。
さらにそこに華を添えたのが、楽器持参でやってきた観客たち。井上和彦の事前の呼びかけに応じて、ギターやバイオリン、キーポードなど、様々な楽器を持ち寄り、声援団とファンが一緒に演奏するという趣向だ。合奏するナンバーは、もちろん声援団オリジナルのメッセージソング「君に送る応援歌」。観客全員にコード入りの歌詞カードが配られ、皆で合唱。声援団のテーマ曲が、その場にいる全員で紡がれていった瞬間だった。
また、このコンテナライブでは、声援団のオリジナルグッズも初披露、販売された。リストバンドと声援団メンバーのサインをモチーフにしたシュシュだ。グッズの収益金は全額義援金に充てられ、迅速に被災地へ届けられるという。
大盛況に終わった今回のコンテナライブだが、声援団としての活動はもちろん今後も継続予定。この先の活動予定などは声援団オフィシャルサイトで告知されるので、興味のある人はチェックしてみよう。【Movie Walker】