井上和彦ら声援団がお台場でイベント! 世界コスプレサミットのコスプレイヤーたちとの交流も

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井上和彦ら声援団がお台場でイベント! 世界コスプレサミットのコスプレイヤーたちとの交流も

東日本大震災に対する義援金集めと心の支援を目的に、声優の井上和彦を団長に結成された声援団。結成以来、現在まで日本各地で様々な活動を行っているが、8月3日には世界コスプレサミットとのコラボによる「WCSプレゼンツ 東日本大震災チャリティーLIVE with 声援団」(協賛:第一興商)が、お台場シネマメディアージュで行われた。

出演したのは、井上和彦をはじめ、かないみか、小西克幸、神奈延年、勝杏里、伊藤健太郎、そして声援団のステージには欠かせないパーカッションの切通和孝。さらに大会を直前に控えていた世界コスプレサミットの海外選抜コスプレイヤー5ヶ国10名も登場し、ステージに華を添えた。

実はこのイベント、先月突然に出演が決まったそうで、「時間がないなか、かなりバタバタの準備になってしまいました」と井上和彦は話す。とはいえ、第1部と第2部の2回公演で、それぞれ内容が異なるという気合の入ったステージを披露した。

イベント内容は、歌あり、芝居ありのバラエティに富んだ構成で、劇場に訪れたファンともコミュニケーションを取りながら、アットホームな雰囲気で進行。途中、海外選抜コスプレイヤーも登場し、伊藤健太郎&小西克幸によるインタビュータイムも。メキシコ、アメリカ、中国、マレーシア、オランダの5ヶ国代表ということで、通訳も少々パニック気味。それを伊藤と小西が軽妙にまとめつつ、日本のアニメが世界中でどれだけ愛されているかをしっかり感じさせてくれた。

ラストの「君に送る応援歌 フルバージョン」では、会場からも大きな歌声が。被災地を支援したい。今、自分たちにできることをしたい、という思いが伝わる、まさに観客みんなが声援団になった瞬間だった。

そして今回、本イベントや声援団の活動について、団長である井上和彦から話を聞くことができた。

――今回のイベントの感想を聞かせてください

「平日にも関わらず、わざわざお台場まで来ていただき本当にありがとうございました。楽しかったです。新しい曲にも挑戦してみました。会場に来てくれた皆さんがとても温かくて、会場全体が一つになれたと思います。皆様のご協力に感謝いたします」

――今回の収益から出る義援金の送り先は?

「これまでも一緒に支援活動をさせていただいている『チームまるごみ』さんと、もう1ヶ所、今までの分も合わせてお預けしようと思っています。直接、被災者に届くような活動をしている方にお渡しできればと思っています。また、必要な物を買って送ることもあり得ると思います。これまで送ったハエトリ棒や子供服、タオルケットなどは被災地からのリクエストでした」

――声援団の今後の予定は?

「直接、声援団ではありませんが、8月27日(土)に伊藤健太郎さんと上海に行ってきます。少しでも被災地のことを伝えられればと思っています。また、9月は神奈延年さんと鳴門高校の文化祭に出演します。声優としてのイベントなのですが、声援団の活動を通して、被災地のことも少しでも話せればと思っています。11月は勝杏里君と早稲田大学に行き、ふたり声援団をやる予定です。こちらではグッズを売ったり、義援金をお願いしたり、歌を歌ったりしてきます。大きなことはできませんが、自分たちでできることを、できるだけ長く続けていこうと思っています。これからもよろしくお願いします」

声優中心のメンバーからなる声援団は、そのスキルをフル活用してまだまだ活動を継続。今後の予定などは声援団オフィシャルサイトでも告知されるので、興味のある人はぜひチェックしてほしい。【Movie Walker】

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