化粧業界にも若返りの波! 新進女優たちがレブロンの顔に
若さ重視の傾向はハリウッドだけではなく化粧業界にも広がりつつあるようで、このほどレブロンの広告塔に、新進女優のオリヴィア・ワイルドとエマ・ストーンが大抜擢された。
これまでレブロンといえば、ハル・ベリー、ジェシカ・アルバ、ケイト・ハドソン、ペネロペ・クルスなど、知名度が高い女優たちが広告塔に選ばれており、また他のブランドも例に漏れず、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、グウィネス・パルトロウ、二コール・キッドマン、ナタリー・ポートマンなどが広告塔を務めている。
キャリアを重ねて知名度が上がっているということは、一方で年齢も上がっているということであり、先日はジュリア・ロバーツを起用したランコム化粧品広告写真が、修正しすぎていると理由で使用禁止となったばかり。
「知名度の高い女優はギャラが高すぎるうえに、昨今では、スターの私生活が簡単にタブロイド誌などで見られるようになったこと、また高精度のレンズ(カメラ)の出現で、以前よりブラウン管やスクリーンなどに映し出される顔のシワなどが目立ってしまうことなどから、一般市民もある程度、セレブの現実をわかってきています。それにも関わらず、化粧品の広告でシワ一つない顔を広告にするということは、修正を加えていることが歴然となり、消費者にマイナスイメージを与えることにもなりかねません」と、ある関係者がニューヨーク・ポスト紙に語っている通り、現実的に、大物を起用するのが難しくなってきたという事情もある。
一方で27歳のオリヴィアは、現在公開中の『カウボーイ&エイリアン』(日本10月22日公開)、『The Change-up』に出演中、22歳のエマは、来年公開の『アメイジング・スパイダーマン』でヒロインに抜擢されたほか、現在公開中の『The Help』『Friends with Benefits』『Crazy, Stupid Love』に出演しているが、誰もが存在を知っているわけではないという、まさに今後が期待される女優たちだ。
ふたりを起用した理由について、レブロンのディレクターは、「まさにスターダムに上っている状態にあるふたりは、レブロンの持つ強さと美しさと女性らしさを体現しています。エマは素晴らしい女優であると共に、故グレース・ケリーのような古典的な映画女優としての存在感があり、オリヴィアは信じがたいほどの美しい瞳を持ち、クールで知的な女優です。ふたりの広告を皆さんにお見せできる日が、待ち遠しくて仕方ありません」と自信を見せている。
同広告は、来年からテレビ、紙媒体、店頭だけではなく、ツイッターやフェイスブックといったSNSを利用して展開されることになっており、ふたりの知名度はさらにアップするという相乗効果も期待できる。【NY在住/JUNKO】