クレムリン炎上を背にしたイーサンの厳しい表情の理由は? 『M:I』第4弾を監督が明かす

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クレムリン炎上を背にしたイーサンの厳しい表情の理由は? 『M:I』第4弾を監督が明かす

ミッションシリーズ第4弾となる『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(12月16日公開)で、いつにない厳しい表情をしている主人公イーサン・ハント(トム・クルーズ)の新写真が公開された。主人公の背後で大爆発を起こしているのは、世界遺産でもあるモスクワのクレムリンだ。実はこのシーン、本作の冒頭で全ての事件のきっかけとなる重要なシーンだという。

また、実写映画を初めて手がけるブラッド・バード監督が、遂に本作のストーリーについて「トムが演じるイーサン・ハントとIMF(インッポッシブル・ミッション・フォース)の彼のチームは、怪しげな出所のゴースト・プロトコルに振り回され、頼みの綱のIMFからもクレムリン爆破に関与している疑いでメンバー登録を抹消されてしまう。イーサンたちは孤立無援の最悪の状態の中、史上最大の事件に直面することになる」と解説。ネタバレがない程度に、と前置きしながら慎重に語るブラッド・バード監督は、本作で多くの新しいアイデアを実行したことも明かし、「作品中のサプライズに対する観客の反応が楽しみだ」と自信をうかがわせる。

これまでのキャスト陣に加え、ジェレミー・レナーが参加することから、「大勢のキャストによるアンサンブル作品になるのですか?」という質問に、ブラッド・バード監督は「今までの作品よりも今回、アンサンブルの重要性は高い。それでもストーリーはイーサン・ハントを中心に展開している。ストーリーを伝えるための手段としてアンサンブルの関わりは大きかったが、それでもやはり、これはイーサン・ハントの映画だ。このストーリーは彼が背負っているんだ」と、日本のトム・クルーズファンには嬉しい言葉も飛び出した。

『Mr.インクレディブル』(04)、『レミーのおいしいレストラン』(07)の監督としてアカデミー賞を二度も獲得しているブラッド・バード監督。世界一高いビルからトム・クルーズを宙に吊ったアクションに関しても「すごく魅力的なアイデアだ。アクション映画のド派手なアイデアだね。難しいからこそね(笑)」と振り返り、日本公開を心待ちにしているようだった。【Movie Walker】

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