大爆笑!『極道めし』の舞台挨拶で「オッパイプリンは固かった」
土山しげるの人気コミックを映画化した『極道めし』(9月23日公開)が、9月19日に、浅草で開催中の第4回したまちコメディ映画祭で上映された。上映終了後の舞台挨拶では、永岡佑、勝村政信、落合モトキ、ぎたろー(コンドルズ)、麿赤兒、木村文乃、前田哲監督が登壇し、劇中に登場するおいしそうなメニューについての爆笑ものの裏話を語った。
個性豊かな受刑者たちが、これまで味わった中で一番おいしかった料理の思い出を語っていく本作。劇中では湯気やにおいが漂ってきそうな料理が数多く登場する。永岡は挨拶の冒頭で「お腹が空いてると思いますが、まだまだ返しません(笑)」とコメント。ぎたろーは「一杯食べて、この映画で15kg太っちゃって戻んない。スーツもズボンが破れちゃって」と苦笑い。麿は刑務所の中の生活について「こっちにいるより、あっちの方が良いんじゃないかと。三食上げ膳据え膳で」と、おちゃめに語った。
主人公・健太役の永岡は、劇中で木村扮するしおりが作ったキャベツ入りラーメンを食べるが、「ああいうラーメンは初めてでしたが、おいしかったです」と太鼓判を押す。一通り劇中のメニューを食べたという彼のイチオシは、バター入りの卵かけご飯「黄金飯」だと言う。それを食べた落合も「映像を見てるだけでご飯に湯気が立ってる感じでしたね」と同意。また、料理の中でも気になるのがオッパイプリンだが、食べたギタローが「オッパイプリンは固いんです」と激白すると、前田監督は「20代のを作ったんです。40代のは型崩れするので」とセクハラめいた発言が飛び出す。勝村も「固くしないと画にならない」とコメントを被せると、会場は爆笑の渦となった。
最後に永岡が「こんなにお腹が空く映画は珍しいと思います。この後、食べたいものを食べて、映画の話で盛り上がっていただければと」とアピール。木村も「一人でご飯を食べるのが当たり前になってしまった今だからこそ、一緒にご飯を食べたい人を連れて行ってくださればと」と笑顔で語った。
受刑者たちが、いかにもおいしそうな表情で語る食べ物の思い出話は本当にユニーク。ゲスト陣が語ったように、見終わった後は、登場したメニューを食べたくなること請け合いだ。是非空腹時に見て、終わったらお目当ての料理を食べに行く、というコースがおすすめだ。【取材・文/山崎伸子】