『RAILWAYS』第2弾の音楽はニック・ウッドが担当!サントラも発売決定

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『RAILWAYS』第2弾の音楽はニック・ウッドが担当!サントラも発売決定

三浦友和&余貴美子出演×松任谷由実主題歌『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(11月19日富山先行公開、12月3日全国公開)。本作の音楽を、キリンのCMソング「Passion」を手掛けたニック・ウッドが担当していることをご存知だろうか? 「Passion」は2002年にリリースされ、サッカー日本代表チームの映像を使用したキリンのCMで使用されると、瞬く間に日本代表応援ソングとして広く親しまれるようになり、オリコンインターナショナルチャートで1位を記録するなど、多くの方が一度は耳にしたことがあるに違いない。

そのニックを音楽に起用したのは、本作の製作総指揮を務める阿部秀司だ。多くのCMソングを手掛けてきたニック・ウッドといつか仕事がしてみたいと考えていた矢先、本作の企画が決まり、本作にはヨーロッパ的なテイストをイメージしていたこともあり、彼の起用を決めた。「富山を舞台にした日本の物語に、海外のアーティストがどんな音楽をつけるのか」という興味も起用の大きな理由だった。

ニック・ウッドは、20年前に旅行で来日。日本をとても気に入り、再び来日して以来、自身が設立した音楽制作会社「Syn」のベースを東京に移して活動を続けている。これまでに中森明菜や吉川晃二などに楽曲提供を行い、数々のCMソング、映画音楽などを手がけ、日本で地位を築いてきた。一方で、デュラン・デュランのサイモン・ル・ボン、ジュリアン・レノン、あるいは映画監督のヴィム・ベンダースといった多くの海外アーティストと共に作品制作を行っている。

ニックは東日本大震災の際も、帰国してしまう外国人が多い中、「こんな時だからこそ、日本がどうこの危機を乗り越えるのかを共に考えていきたい」という思いから日本に留まった大の親日家でもある。本作の音楽を担当することになり、初めて富山県を訪れたニックは、日本にはまだまだ知らない、魅力あふれる町があると再認識。路面電車のある町並み、山のある風景をイギリスの片田舎の風景に重ね合わせたという。また、音楽制作の現場では、海外のミュージシャンも起用し、LAと東京のスタジオをつないで録音作業を行うなど、インターナショナルな制作現場となった。

本作の音楽のオリジナルサウンドトラックは、11月9日(水)より発売されることも決定。映画公開に先駆け、音楽で本作の世界を楽しんでもらいたい。【Movie Walker】

■『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』オリジナルサウンドトラック
発売:11月9日(水)
価格:2,500円

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