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懐かしのあの電車が走る!美しい風景にも心が癒される映画が登場

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懐かしのあの電車が走る!美しい風景にも心が癒される映画が登場

地方鉄道を舞台に、そこで働く主人公と家族、周囲の人々との絆を描き、スマッシュヒットとなった『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(10)。人間ドラマとしての完成度はもちろん、それをいっそう際立たせたのが、地方鉄道が走る美しい風景というシチュエーションだった。

前作では島根の一畑電気鉄道にスポットを当て、日本最古級の電車を登場させることで、鉄道ファンを中心に熱い視線を浴びた。その第2弾として12月3日(土)から公開(11月19日より富山県先行公開)となる『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』では、富山の富山地方鉄道にスポットを当てており、関東、関西のエリアに住む人にはちょっと懐かしい電車が登場する。

大都市圏の大手私鉄で走っていた車両が新型車両の登場と共に地方鉄道へ移籍し、第2の人(?)生を送るというのはよくあるパターン。この富山地方鉄道もそのケースで、元京阪電気鉄道、元西武鉄道の車両が現役で活躍している。元京阪のモハ10030形は車内にテレビを設置した“テレビカー”として知られた車両。一方、元西武のモハ16010形は特急レッドアロー号の愛称で人気の高かった車両である。

そんな車両が、北アルプスを背景にした美しい田園風景を疾走する姿は誰もが思わず「綺麗!」と叫ばずにはいられない。しかも、様々な顔を見せる雪国ならではの四季の移ろいもそれに拍車をかける。もちろん、今回も良質な人間ドラマとしての見せ場は盛りだくさんだが、ベテランキャストと並ぶほど存在感たっぷりの電車たちの姿に、鉄道ファンもそうでない人も見とれてしまうはずだ。【トライワークス】

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