映画ファンが選んだ08年No.1映画は『ダークナイト』
MovieWalker毎年恒例のシネマ大賞で「作品」「俳優」「女優」の3部門のユーザー投票が行われ、2008年もっともファンから支持された作品に『ダークナイト』が選ばれた。
『ダークナイト』は、クリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベール主演の新生「バットマン」シリーズの第2弾。ゴッサムシティを苦しめる犯罪集団を倒し続けていたバットマンの前に、新たな敵ジョーカー(ヒース・レジャー)が出現、再び混乱状態に陥った街を救うため戦いを繰り広げるヒーロー・アクションだ。
本作をベスト作品に選出したユーザーからは、「過去のアメコミ作品の中で最高傑作」(40代男性)、「正義と悪という使い古されたテーマをここまで突き詰めてアクション映画としても完成させた監督は凄い」(20代女性)という賞賛の声が多数寄せられた。
同作では、旧シリーズにも登場した人気キャラクター「ジョーカー」を2008年1月薬物の過剰摂取で急死したヒース・レジャーが怪演。狂気あふれる衝撃的な演技で多くの観客を魅了し、本大賞・俳優部門でもヒース・レジャーは2位にランクインしている。
「鬼気迫る演技に圧倒された。彼の演技を今後もっと観たかった」(30代男性)、「まさに怪演。遺作になったのがなんとも残念(50代男性)、「あれだけの悪の主人公を、あれだけリアルに演じた、ヒース・レジャーの才能には脱帽」(50代男性)、「ほんとにジョーカーだった」(40代男性)と、その才能で観る者を圧倒したヒースは、自身の死によって作品の価値をさらに高める結果となった。
ヒース・レジャーは、この作品での演技が評価され、ゴールデン・グローブ賞に続き、アカデミー助演男優賞にもノミネート。
なお、受賞者本人不在のため、今後授与されるトロフィーはすべて元妻ミシェル・ウィリアムズとの間に生まれた娘マティルダちゃん(3歳)に贈られるとのこと。
【集計方法】各作品、俳優について1投票につき1ポイントとして加算、集計。
【集計期間】2008年12月14日(木)〜2009年1月12日(祝)