ジョニー・デップ、行き過ぎたゴールデングローブ賞の司会者に華麗なるリベンジ!

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ジョニー・デップ、行き過ぎたゴールデングローブ賞の司会者に華麗なるリベンジ!

今年1月16日に開催された第68回ゴールデングローブ賞は視聴率は良かったものの、司会を務めたリッキー・ジャーヴェイスの行き過ぎたコメントは物議を醸したが、その餌食の一人となったジョニー・デップが、約9ヶ月たった今、見事なリベンジを果たしたようだ。

リッキーは、不作で興行成績が振るわなかったにも関わらず、スリラー作品の『ツーリスト』(10)が同賞のコメディ・ミュージカル部門の作品賞及び主演男優賞(ジョニー・デップ)、主演女優賞(アンジェリーナ・ジョリー)にノミネートされていることについて、「作品を見ていないから何とも言えないが、選考者であるハリウッド外人記者クラブのメンバーが、ふたりに会いたいからノミネートしたって噂もあるんだ。賄賂も受け取ったらしいよ」とコメント。スクリーンに映ったジョニーが、ガムをかみながら引きつり笑いを浮かべていたのが印象的だった。

しかし、いくらジョークとは言え、このことはジョニーにとっても相当な屈辱だったようで、リッキーとスティーヴン・マーチャントがホストを務める英BBCテレビのシットコム「Life's Too Short」にゲスト出演したジョニーは、リッキーに対してかなり辛辣な言葉を浴びせたという。

デイリー・メイル紙によれば、「エージェントのデヴィットからリッキーを紹介され、『リッキーに会ったことがありますか?』と問われたジョニーは、『彼はゴールデングローブ賞にいましたよね』と回答。リッキーが、『ご機嫌いかがですか?』とジョニーに話しかけると、『元気ですよ。あなたがこれまでに稼いだ額よりもっとたくさんのお金を稼げる映画を作っているところですよ』」と嫌みの一撃第一弾を加えたという。

その後、自分の今後のプロジェクトについて色々語り出したジョニーは、ティム・バートン監督作『Dark Shadows』(全米2012年5月11日公開予定)で共演しているヘレナ・ボナム=カーターに触れ、「『彼は馬鹿だって彼女が言ってたよ』とコメントすると、俄にリッキーに緊張感が走り、『すみません、何か気に障るようなことをしましたか?』と、ジョニーに尋ねた」という。

ジョニーがすかさず、「『それって、ゴールデングローブ賞の時に、2億人の前で僕のことをこきおろして恥をかかせた話をしているのかな?』と言い返すとリッキーは、『ずっと前の話しだし、あれはジョークなんですよ、ジョニー』と弁明した」が、それでも気持ちが収まらなかったジョニー。

『トイストーリー3』(10)のティム・アレンについてのコメント(『このシリーズでしか見かけない俳優』との発言)にも触れ、「『賞の後に数人で、あなたについてのジョークを書いたんですよ。あなたにそれを知ってほしいし、ずっと持っていてほしいと思って持ってきたんです。僕が見た限りでは、ティムについてのジョークを楽しんでいた人は、会場には誰もいませんでしたよ』とピシャリと言い放った」という。

恐らくジョニーは相当激怒しており、この日を虎視眈々と待ち続けていたに違いないが、ゲストとしてホストに仕返しとはさすが。自分だけではなく、俳優仲間たちのリベンジも果たしたジョニーの一撃のおかげで、来年以降、行き過ぎたジョークは間違いなく控えられることになるだろう。【NY在住/JUNKO】

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