吉永小百合主演作が間もなくクランクイン!「黄門さまとの共演が楽しみ」

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吉永小百合主演作が間もなくクランクイン!「黄門さまとの共演が楽しみ」

今年で創立60周年を迎えた東映は、これを記念した大型プロジェクトとして、日本映画界最高峰のキャスト&スタッフを集めた超大作『北のカナリアたち』(2012年秋以降公開)を製作することを発表。11月29日に、製作発表会見がグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、吉永小百合、柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗、森山未來、満島ひかり、勝地涼、小池栄子、松田龍平らキャスト陣と、阪本順治監督、撮影監督の木村大作、原案の湊かなえ、脚本の那須真知子、企画の黒澤満、そして“天使の歌声を持つ子役オーディション”で全国から選ばれた5人の子供たちが登壇した。

本作は、日本最北の礼文・利尻島を舞台に、ある教師と生徒たちの間に起こった悲しい事件を、過去と現在の二重構造で描き出すヒューマンサスペンスドラマ。そんな本作で主演を務める吉永は「これまでも、いろんな厳しい環境で撮影をしてきましたが、本作が一番大変な現場になるんじゃないかと覚悟しています。でも今回は、黄門様がいらっしゃるし、『あぶない刑事』のおふたりもいらっしゃる。それに若い皆さんもお芝居の上手な方ばかりなので、一緒に作品を作っていけることが今から本当に楽しみです」と、現在の心境を語ってくれた。

また、劇中で吉永演じる主人公の父親に扮する里見は「実は私は『キューポラのある街』(62)を見て以来、吉永さんの大ファンなんです。今回、お話をいただいた時、夫婦の役だと思って喜んだのですが、台本を読んだら父親の役だったので、ちょっとがっかりしました(笑)。これまでの俳優人生、その大半を時代劇に費してきたので、現代劇は久しぶりです。今回は新人の気持ちで取り組ませてもらいます」と話した。そして阪本監督は、「本作は個性的な人物が多数登場し、それぞれが交わることで、ある秘密が解き明かされていく過程を描いた非常に濃密なサスペンスです。様々な事件や過酷な自然環境、そして子供たちの天使のような歌声。一見するとばらばらに見えるこれらの要素が絡み合って、最終的に極上のエンタテインメント作品に仕上がるよう、頑張らせていただきます」と語り、会見を締めくくった。

極寒の真冬と草花が咲き誇る初夏の二季に渡って、礼文・利尻島で一大ロケーションが敢行される『北のカナリアたち』。雄大な自然の美しさと、実力派俳優たちの熱演が堪能できる本作の公開を、今から楽しみに待ちたい。【六壁露伴/Movie Walker】

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