トム・クルーズがバーチャルドバイで会見「情熱は年をとっても衰えない」
昨晩来日したトム・クルーズが、12月1日に六本木のリッツカールトン東京で行われた『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(12月16日公開)の世界最速来日記者会見に出席。本作ではトム自ら演じる、ドバイの世界一高い超高層ビル、ブルジュ・ハリファでのスタントが話題だが、今日はそんな重要なロケ地ドバイの砂漠をイメージしたバーチャル記者会見となった。
全世界で累計14億ドル(約1120億円)以上の興行収入を上げ、ヒットを続ける『ミッション:インポッシブル』シリーズ第4弾の本作。登壇したのは、トムと共演者のポーラ・パットン、ブラッド・バード監督だ。トムは「素晴らしいチームワークで毎日楽しく仕事をできたよ。今回のチームを誇りに思っている。みんな全力を尽くしてくれた」と満足気に語った。
ブルジュ・ハリファでのスリリングなアクションについて、トムは「怖かったよ」とおどけて言いながら、「実は全然怖くなかったよ」と言い直した。「子供の頃から高いところは平気なんだ。G.I.ジョーの人形でよく遊んでたし、ジャングルジムからシーツで作ったパラシュートで飛び降りたりしたよ。その時は飛んだ途端、まずい!と思ったけど、地面がぬかるんでいて助かったよ」。すると監督が「飛び降りて、脳にダメージを受け、手術をしたから、高所が全く怖くなったというオチなのかと思った」とジョークを飛ばした。
トムは映画に対する情熱をこう話してくれた。「映画ではいつも全力を尽くす。興味を持ったものにはとことんのめり込める性格なんだ。今の仕事をしてるのはラッキーだし、全人生を娯楽に費やしてきた。この情熱は年をとっても衰えないよ」。また、ポーラについても「改めて彼女には感謝したい。トレーニングの成果は画面に出てるよ」とほめ称えると、彼女は「これまでの人生で最大級のおほめの言葉をもらったわ」と嬉しそうにコメント。本作で初めて実写映画の監督をしたブラッド・バード監督についても「彼が恥ずかしがるくらいほめてあげたい。本当に尊敬している」と盛り立て、ふたりへも気配りを見せた。
親日家でファンへのサービス精神が旺盛なトム。この後、トムは六本木ヒルズ アリーナで開催する大々的なファンミーティングや、世界最初の舞台挨拶を行う。そこでは東日本大震災の被災地・福島のファンを含め、2000人以上のファンを迎える。今日も一日中、トムが日本を席巻しそうだ。【取材・文/山崎伸子】