堺雅人主演で『大奥』続編ドラマ&映画製作! ドラマは多部未華子、映画は菅野美穂が出演

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堺雅人主演で『大奥』続編ドラマ&映画製作! ドラマは多部未華子、映画は菅野美穂が出演

二宮和也×柴咲コウ出演で、時代劇「大奥」の世界を男女逆転の立場で描いた『大奥』(10)の続編が、ドラマ「大奥 有功・家光篇」、映画『大奥 右衛門佐・綱吉篇』で描かれることがわかった。

『武士の家計簿』(10)、『日輪の遺産』(11)、『ツレがうつになりまして。』(11)などで主演を務めた堺雅人が、ドラマ版では汚れなき心を持つ院主・有功を、映画版では胸に野望を秘めた、有功に瓜二つの男・右衛門佐という一人二役の主役に抜擢。そして、ドラマ版では国のため翻弄されながらも、我が身を捧げる初の女将軍となる3代将軍・家光を多部未華子が、映画版では不安と孤独に苛まれながらも、愛を求め続ける5代将軍・綱吉を菅野美穂が演じる。

よしながふみによる原作は、2004年連載開始以降、謎の疫病により男女の逆転した江戸時代の大奥という、斬新な設定と奥深い物語で支持を受け、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞や、第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞をはじめ、日本人初、コミック初受賞となるジェイムズ・ディプトリーJr賞、第56回小学館漫画賞(少女向け部門)を受賞するなど、人気・実力共に高い評価を受けている。

この一大プロジェクトの大役を任された堺は、「大変なお役をいただきました。ドラマ、映画と半年近いご奉公になります。精一杯、務めさせていただきます」と意気込む。本作が初共演となる、菅野、多部については、「多部さんの運命を見据えた、強い眼差し。菅野さんの悲しげな、悩ましい吐息。おふたりが演じる将軍を通して徳川家を見ると、江戸時代にまた違った光が当てられるのではないでしょうか。華やかな世界ですが、おふたりに仕える大奥総取締を二役演じる僕はあくまでも裏方。おふたりを支えながら、粉骨砕身力の限りを尽くす所存です」と語る。

本作出演について、多部は「大きなプロジェクトで、とても重要な役柄を担うことに、とても緊張していますし、不安でいっぱいです。大奥の世界観を乱すことなく、精一杯頑張りたい」と初々しいコメントを寄せた。菅野は「まさか自分が将軍の役をやらせていただく機会があるなんて、夢にも思いませんでした」と驚きを隠せない。現在、既に鬘合わせ、衣装合わせなどは終わっており、イメージを膨らませている段階だ。「将軍の葛藤、孤独、やり切れない運命を、そして、生きている人間だからこそのどうにもならない弱さ、愚かさを、エンターテインメントとして演じられたら。イケメン大奥版にしかない世界観を、美しい着物と共に楽しんでいただけるよう、頑張ります」と菅野も意気込んでいる。

監督は前作に引き続き、金子文紀がドラマ、映画共にメガホンを取り、脚本はテレビドラマ「美しい隣人」など、大人のドラマで定評のある神山由美子が手がける。ドラマ「大奥 有功・家光篇」は10月クールにTBS系で放送開始、ドラマ最終回直後の12月22日(土)より映画『大奥 右衛門佐・綱吉篇』が全国で公開される。【Movie Walker】

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