「日本一ふざけた55歳!」竹中直人と勝俣州和が『長ぐつをはいたネコ』アフレコに挑戦

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「日本一ふざけた55歳!」竹中直人と勝俣州和が『長ぐつをはいたネコ』アフレコに挑戦

ドリームワークスの人気アニメシリーズ『シュレック』の人気キャラ、長ぐつをはいたネコこと“プス”を主役に据えたスピンオフ作品『長ぐつをはいたネコ』(3月17日公開)。本作の日本語吹替版で声優を務める竹中直人と勝俣州和がアフレコを披露した。

『シュレック2』(04)からシリーズに登場した長ぐつをはいたネコのプス。その声を担当している竹中直人は、「今回は大活躍します。プスは色っぽくてめちゃくちゃクール。アメリカ版では、アントニオ・バンデランスが声をやってますから。彼とは以前、『シュレック』の舞台挨拶に一緒に立ったことがあって、夢のようでした。プスは実に魅力的なキャラクターで、なんてセクシーなんだろうと思う時もあれば、とてもチャーミングな目をする瞬間もある。大きなあの瞳は忘れられないな」と、演じるプスに対する思いを語った。

そんな竹中が「まさかあんなキャラクターが登場するとは思わなかった」と話すのは、卵のハンプティ・ダンプティ。孤児院で共に育ったプスの兄弟のようなハンプティ・ダンプティの声を担当したのは、今回が声優初挑戦となる勝俣州和だ。「僕の声は僕でしかないからできないと思ってましたが、役が小学校の時の僕でしたね」とコメント。一つのセリフに対し、20回近くテイクを重ねたというアフレコ収録については、「監督さんが、僕のことを『のせるとやるな』と思ってくれたみたいで、とにかくほめてもらいました。カミさんも毎日言ってますが、僕はほめたら伸びるタイプなので」とアフレコ収録を振り返った。

その努力の結果、収録では竹中が勝俣の声の演技を「うまいね」と絶賛。「ちゃんとそのキャラになっている。完璧、素晴らしい。驚いた!」とベテラン竹中のお墨付きをもらった。ほめられた勝俣は「汗が出ますね」と恐縮しながら、一生懸命やっただけですが、プスの奥に竹中さんを感じながら、最後の味付けを竹中さんがやってくれるという安心感を持ってできました。100%楽しかったです。また次の作品でもアフレコをやってみたいと思いました」とかなり手ごたえを感じたようだ。

そして竹中が「アメリカではシュレックよりも人気があるらしい。すごいじゃないか。どういうことだ?」と隣に立つプスとじゃれあい始めると、勝俣は「日本一ふざけた55歳ですからね。だからこそプスにはまるんじゃないですかね」とコメント。竹中は「ありがとう」と少し照れた表情を浮かべていた。

またこの日、本作のスペシャル応援隊として、長ぐつ隊ダンスユニットの結成が発表された。そのオリジナルダンスを踊るのは、大ヒットドラマ「家政婦のミタ」で末っ子・希衣役で注目を集めた本田望結だ。勝俣は「ドラマを見ていたので、共演できるのは嬉しい」と話し、竹中も「練習したいね。1日5時間くらい。砧公園あたりでやりたいね」と語った。彼らは映画の公開初日に共演予定だという。フィギュアスケートも得意な本田と、竹中や勝俣がどんなネコダンスを披露するのか、期待が高まる。

最後に竹中は、「夢と勇気と希望と美しい友情に包まれた冒険3D。もう、1度見たら2度、3度、4度、5度、6度と、見れば見るほど泣けて笑えるエンターテインメントになっているので、是非3Dで見てください、ね(笑)」とプスのようなキュートな表情で作品を猛プッシュ。勝俣も「アトラクションに乗っているような興奮もあり、興奮だけでは終わらず、家族や仲間と話したくなるような作品なので楽しみにしていてください」と、共に映画をアピールした。無実の罪を着せられたプスが、伝説の卵を探して大冒険の旅に出る『長ぐつをはいたネコ』。猫好きをメロメロにする猫ならでは動きと可愛い仕草、そして有名童話などをモチーフにした爆笑ギャグも満載だ。映画の公開を心待ちにしてほしい。【取材・文/鈴木菜保美】

 
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