第84回アカデミー賞ノミネーション直前予測!主演女優賞編

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第84回アカデミー賞ノミネーション直前予測!主演女優賞編

アカデミー賞のノミネーション発表がいよいよ現地時間1月24日に行われるに当たり、movieline.comなどのデータを基に主演女優賞のノミネーション予測を受賞確率の高い順番にまとめてみた。

第69回ゴールデングローブ賞(以下、GG賞)が開催された1月15日直前までは、最有力候補と言われていたのは『ヘルプ 心がつなぐストーリー』のヴィオラ・デイヴィスだったが、実際には、直前に全米公開された『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で圧巻の演技を披露したベテランのメリル・ストリープがドラマ部門の同賞を獲得した。同サイトでは現在も、ヴィオラとメリルは同等に優勝争いの最中にあると踏んでいるようだが、過去のデータを見てみると、アカデミー協会の会員はイギリスの皇室関係や歴史的人物を描いた作品がお好みのよう(『エリザベス』(98)のケイト・ブランシェット、『クイーン』(06)のヘレン・ミレン、『英国王のスピーチ』(10)のコリン・ファースなどがアカデミー賞を獲得)。メリルがいなければ、ヴィオラの受賞が確実視されているが、現時点ではメリルに軍配が上がっているようだ。

次にふたりを追うのは。第69回GG賞のミュージカル・コメディ部門で主演女優賞を獲得した『マリリン 7日間の恋』のミシェル・ウィリアムズ。ここまではノミネートが確実視されているが、以下は『少年は残酷な弓を射る』のティルダ・スウィントン、そして5人目には、これまで予測されていた『アルバート・ノッブス』のグレン・クローズに代わり、ソニーの精力的なキャンペーン活動によって勢力が急上昇している『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラの名が挙がっている。

GG賞でコメディ・ミュージカル部門の主演女優賞を受賞したミシェルが入ったことで、ドラマ部門でノミネートされていたグレンがノミネーション候補から外れたが、ティルダとマーラとグレンは、激戦を繰り広げそうだと予測している。

なお、ドラマ部門が強いアカデミー賞とあって、従来通り、GG賞のコメディ・ミュージカル部門でノミネートされていた『ヤング≒アダルト』のシャーリーズ・セロン、『おとなのけんか』のジョディ・フォスターとケイト・ウィンスレット、『Bridesmaid』のクリステン・ウィグがノミネーション予測から姿を消したが、上記5人の次点の有力候補として、グレン以下、シャーリーズ、そして『Martha Marcy May Marlene』のエリザベス・オルセンの名が新たに浮上しており、こちらは残り2つの椅子をめぐって激しい展開が予想されている。【NY在住/JUNKO】

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