第84回アカデミー賞ノミネーション直前予測!助演女優賞&助演男優賞編

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第84回アカデミー賞ノミネーション直前予測!助演女優賞&助演男優賞編

第84回アカデミー賞のノミネーション発表が現地時間1月24日に行われるに当たり、movieline.comなどのデータを基に、助演女優賞と助演男優賞の直前ノミネーション予測を、受賞確率の高い順番にまとめてみた。

昨今の助演女優賞と助演男優賞受賞者の傾向は、早い時点から一人の人物が各賞を席巻する独走態勢を取る傾向にあるため、受賞者が絞り込みやすい。またゴールデングローブ賞(以下、GG賞)でも部門が分かれておらず、5人しかノミネートされないため、比較的アカデミー賞のノミネーション予測もしやすくなっているが、今年も例年通り、双方ともに受賞者がほぼ確実視されている。

movieline.comでは9月からノミネーション及び受賞者予測を行っているが、最初から変わらぬ独走態勢を維持しているのは助演女優賞では、『ヘルプ 心がつなぐストーリー 』のオクタヴィア・スペンサー。ダントツの強さで、GG賞に続き、アカデミー賞の受賞が確実視されている。次点には、同じく『ヘルプ 心がつなぐストーリー 』のジェシカ・チャステイン、以下、『アーティスト』のベレニス・ベジョ、『ファミリー・ツリー』のシェイリーン・ウッドリーが予測されているが、5人目にはGG賞にノミネートされていた『アルバート・ノッブス』のジャネット・マクティアに代わって、『Bridesmaid』のメリッサ・マッカーシーが候補となっている。

ジャネットは次点に入っているため、GG賞と同じ展開になる可能性もあるが、その次に控えている『英雄の証明』のベテラン女優ヴァネッサ・レッドグレイブも侮れない存在だ。しかし、そのほかは『ツリー・オブ・ライフ』と『テイク・シェルター』のジェシカ・チェステインの名が挙がっており、こちらのノミネーションは他と比べるとあまり激戦区にはなっていない。ジェシカの活躍が目覚しいが、残念ながら3作品の票割れによって、『ヘルプ 心がつなぐストーリー』での受賞確率が減ることになり、オクタヴィアの受賞確率は相当高いものになりそうだ。

助演男優賞に関しても、ある時点からダントツの一位の座を貫いているのが、『人生はビギナーズ』のクリストファー・プラマー。GG賞も受賞しており、アカデミー賞受賞も確実視されている。以下、『ドライヴ』のアルバート・ブルックス、『マネーボール』のジョナ・ヒル、『マリリン 7日間の恋』のケネス・ブラナーは確実視されてるが、5人目にはGG賞でノミネートされていた『A Dangerous Method』のヴィゴ・モーテンセンに代わって、『Warrior』 のニック・ノルティと『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のアンディ・サーキスが互角でランク入りしている。

次点にはヴィゴの名前はなく、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のマックス・フォン・シドー、『J・エドガー』でレオナルド・ディカプリオとのキスシーンが話題になったアーミー・ハマーの名が挙がっており、ベテランと若手が入り混じって、5人目の椅子を巡って激しい争奪戦が繰り広げられることになりそうだ。【NY在住/JUNKO】

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