卵1個分の小さなパンダって? パンダ親子の絆を収めたドキュメンタリーが登場

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卵1個分の小さなパンダって? パンダ親子の絆を収めたドキュメンタリーが登場

今年はパンダが初来日してから40周年となる節目の年。その人気ぶりは世代を超えて続いており、今なお動物園のパンダの前だけ長蛇の列ができている、といった状況も珍しくはない。そんな誰もが好きなパンダだが、実態については意外と知らない方も多いのではないだろうか。たとえば、史上最も小さいサイズで生まれてきた赤ちゃんパンダの体重は、何と小さめの鶏卵とほぼ同じ、たった51g。これは通常の3分の1ほどのサイズだという。そんな卵1個分ともいえる超未熟児パンダに密着した感動のドキュメンタリー映画『51 世界で一番小さく生まれたパンダ』が2月11日(土)より公開される。

ウーイー(中国語でウー=5、イー=1の意)と名づけられたこのパンダの身体は、本当に壊れそうなほど小さい。まだ白黒の体毛が生えそろっていないピンク色の肌はとてもデリケートで、見ているこちらがヒリヒリしてきそうなほどだ。まるで色を塗られる前の小さな人形が動いているようなウーイーの姿には、女性でなくても母性本能をくすぐられてしまうのではないだろうか。

そんなウーイーが少しずつ、懸命に成長していく様を通して本作が伝えてくれるのは、パンダ界の親子事情だ。中国のパンダ研究基地で記録された数々の映像には、これまであまり知られてこなかったパンダ親子の生態が収められている。育児放棄をしてしまうパンダや、逆に血のつながらない子を育てるパンダなど、本作に登場するパンダたちの姿からは、人間界さながらのドラマを感じることができるはずだ。

また、本作の主題歌を歌ったのは、「消臭力」のCMでおなじみのミゲル君。彼の歌とパンダたちの物語がどのように絡んでくるのかはまだわからないが、きっと作品に華を添えるものになってくれるだろう。パンダ親子の貴重な映像をふんだんに盛り込んだ本作。動物ドキュメンタリー好きにはたまらない作品になっている。【トライワークス】

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