小栗旬が河童色の着物姿で登場!『荒川』への愛情をアピール

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小栗旬が河童色の着物姿で登場!『荒川』への愛情をアピール

「聖☆おにいさん」で知られる漫画家・中村光の同名人気コミックを実写映画化した『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』(2月4日公開)。1月25日に新宿ピカデリーでプレミア上映イベントが行われ、林遣都、桐谷美玲、小栗旬、山田孝之、城田優、片瀬那奈、安倍なつみ、有坂来瞳、平沼紀久、末岡拓人、益子雷翔、井上和香、高嶋政宏、飯塚健監督の総勢14名が登壇。またこの日は、劇場の大階段に荒川をイメージしたブルーカーペットが敷かれ、勢ぞろいした豪華キャストが歩いた。

大企業の御曹司・リクが荒川の奇妙な住人に翻弄されながらも、心を通わせながら成長していく本作。小栗旬の河童&山田孝之の星をはじめ、原作のビジュアルを見事に再現したキャスト陣の変身ぶりでも話題だ。

主人公のリクを演じた林は、「いつも扮装している姿しか見ていなかったので、女性陣がこんなにお綺麗だったとは! 話かけづらいです」と照れながらコメント。続けて「最初はこんなにすごい人たちの中で演じられるということで、ワクワクしていましたが、実際に集まって扮装した皆さんの姿を見たら怖くなってしまって(笑)。『この人たちを相手にできない』と思って、監督の前で泣きました」と告白した。自称・金星人のニノを演じた桐谷は、「最初に、橋の下に住むホームレスの金星人役と聞いて、わけがわからなくて(笑)。ニノはむちゃくちゃなことをする役だし、『私はニノじゃない』って監督にも話して。でも監督も『一緒に作っていこう』と言ってくれて、林君も『ニノは桐谷さんです!』って励ましてくれて。少しずつニノになれました」と温かな現場の様子を振り返った。

また、河童の村長を演じた小栗は着物姿での登場。「河童色の着物で来ました!」と笑いを誘うと、「自分から『出たい』と出版元に電話しまして。出た暁には、友達の山田くんも星役をやると話をして、今日ありがたいことに舞台挨拶に立っています。みんなが傷を持っているけど、支え合う姿というのがとても映画的だと思って。さらに、飯塚監督の書いた脚本を見て、すごい作品になると思いました」と作品への愛情を明かした。小栗から星役を打診された山田は、「僕も黄色人種で黄色いので、星役も大丈夫かな、と思って(笑)」とノリノリのコメント。また、星からインスパイアされたCDアルバムが発売されるとのことで、ポケットからCDをさっそうと取り出し、場内を盛り上げた。

最後に、林は「出演者、スタッフ全員、最高のチームワークで作り上げた作品です」と胸を張ると、独特の世界を実写化してみせた飯塚監督も「見てくれた人が元気になれるようにと、それだけを考えて作った作品です。是非楽しんでください」とアピールし、舞台挨拶を締めくくった。

そうそうたる面々があり得ない扮装で熱演。映画からの参加となった高嶋も「俺も被り物をやりたかった!」と語るように、出演者全員が自らの役柄を楽しみ、一丸となって作り上げた。奇妙な姿の愛すべきキャラクターたちが見せる愛と友情のドラマを是非劇場で楽しんでほしい。【取材・文/成田おり枝】

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