武井咲&松坂桃李、山口百恵と三浦友和のような平成のベストカップルを目指す
女子中高生の恋愛バイブルとして、既刊13巻で累計800万部を超える水波風南の同名コミックを映画化した『今日、恋をはじめます』(冬公開)の一部場面シーンが初公開された。結婚するまで処女であるべきと古風な信念を持つガリ勉の日比野つばきを武井咲、つばきのファーストキスを奪い、昭和女と馬鹿にするチャラ男の椿京汰を松坂桃李が演じる。2010年のテレビドラマ「GOLD」、2011年の「アスコーマーチ」に続いて3回目の共演だが、恋人役は初めてのふたり。今回の共演について、ふたりは「安心感があります」と言い、武井は「結構甘い言葉が多いんですが、桃李くんだから恥ずかしさよりもお芝居としてきちんとセリフが言えます」と息はぴったりのようだ。
1月31日、ふたりは遊園地でのデートシーンの撮影を行った。普段、遊園地へ行くことはなかなかないという武井が「若干、テンションが上がりました。ジェットコースターとか、得意じゃないんです」と告白すると、松坂からは「号泣してました。3回ほど乗ったんですけど、彼女は乗れば乗るほど顔がこわばっていましたね」と明かした。この日の撮影を振り返り、武井は「桃李くんとお芝居していると、遠慮せず、考え込まずにタイミングが合って、お互いの息も合うので、恋人どうしの雰囲気を作っていけた気がします」と自信を見せた。自身の役について、松坂は「京汰は自分で演じていても、こんなに格好良い奴はいないんじゃないかと思います。セリフを家で練習していても、恥ずかしくなります(笑)」と印象を語り、武井はつばきを演じるうえで「つばきちゃんのビジュアルにこだわりました。ダサイだけではなく、ダサイけど可愛い、愛おしいという女の子になるように衣装やメイクの細部にまでこだわりました。恋愛して可愛くなっていく過程では、メイクにも変化をつけて、どんどん可愛くなっていく様を再現できるように演じました」と役作りについて語っている。
撮影中も休憩中も食事中もずっと一緒に過ごすふたり。松坂が先に撮影を終え、一人で待つ武井の姿を目にした古澤健監督からは「何だか可哀想になってくる」と声があがるほどだ。ふたりは平成のベストカップルを目指し、「山口百恵さんと三浦友和さんのような素敵なカップルとして受け止められたら嬉しい」と話す。本作の撮影は3月中旬にクランクアップを予定しているという。【Movie Walker】