『スーパー・チューズデー』ジョージ・クルーニー監督を村上龍らが称賛!

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『スーパー・チューズデー』ジョージ・クルーニー監督を村上龍らが称賛!

ライアン・ゴズリング主演で、米大統領予備選を控えた各陣営の駆け引きなどの選挙の裏側を描く『スーパー・チューズデー 正義を売った日』(3月31日公開)。クリント・イーストウッドやべン・アフレック、フィリップ・シーモア・ホフマらは、俳優業をする傍ら、監督業でも高評価を得ている。本作のメガホンを取ったジョージ・クルーニーもその一人であり、『オーシャンズ』シリーズや『マイレージ、マイライフ』(10)など数多くの作品で俳優として活躍、『かけひきは、恋のはじまり』(08)では出演のみならず監督を、『グッドナイト&グッドラック』(06)では監督・共同脚本を務め、出演まで果たしている。

そんなジョージ・クルーニー監督について、本作でトンプソン上院議員を演じたジェフリー・ライトは「同じ映画で俳優と監督を兼ねると、プロセス全体を通じて別の目線を持たなくてはならない。でも、ジョージはとても穏やかに、楽そうにこなしていた」と印象を明かし、モリー・スターンズを演じたエヴァン・レイチェル・ウッドも「ジョージは素晴らしいわ。大好きな監督の一人よ。素晴らしい映画と物語を作っている。そのうえ楽しいの」と語っている。

小説家の村上龍は、本作を「誠実、かつリアルな映画だ。アメリカ大統領予備選における選挙参謀の役割と戦略、党内の確執、大物議員とメディアの動向、そして魅力的な女性インターンたち、様々な欲望が渦巻き、どろどろした実利の政治が冷徹に描写されるが、その底には民主主義に対する信頼と、公正なヒューマニズムへの希求がある」と分析し、「ジョージ・クルーニーは、スキャンダラスな政治の世界を、勇気を持って、リアリズムで描いた」と評した。

本作の原作は、実際に選挙キャンペーンで働いた経験を持つボー・ウィリモンの戯曲「ファラガット・ノース」。ジョージ・クルーニーはアメリカ大統領を目指す州知事として出演するほか、製作総指揮にはレオナルド・ディカプリオが名を連ね、第84回アカデミーで脚色賞にもノミネートされている。【Movie Walker】

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