過去20年間のアカデミー賞ベストドレッサーベスト20位発表!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
過去20年間のアカデミー賞ベストドレッサーベスト20位発表!

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過去20年間のアカデミー賞ベストドレッサーベスト20位発表!

この程、エンターテイメント・ウィークリー誌が過去20年間にアカデミー賞のレッドカーペットを歩いた女優の中から歴代のベストドレッサー・ベスト20を発表した。

見事1位に輝いたのは、2007年に『ボルベール<帰郷>』(06)で主演女優賞ノミネートのペネロペ・クルスが着ていたアトリエ・ヴェルサーチのピンクドレス。上半身はボディにフィットしたストライプレス、下半身は裾が大きく広がったフワフワのドレスで、色、フィット感、長めに引いたドレスの裾の長さのバランスは抜群で、まさに王道を行く伝統あるアカデミー賞のレッドカーペットにふさわしいファッションと称えている。

続いて2位は、ファッションアイコンの二コール・キッドマンが、1997年に当時の夫トム・クルーズと出席した際に着ていた、(昨年差別発言でディオールを解雇された)ジョン・ガリアーノによるデザインのシャルトルーズ酒色(薄い黄緑色)のドレス。胸に刺繍をあしらったサテン生地のノースリーブのドレスで、初めてトムの妻から女優二コールとしての存在感をアピールした、記念すべきドレスとしても評判が高い。

3位はジュリア・ロバーツが、2001年に『エリン・ブロコビッチ』(00)でアカデミー主演女優賞を受賞した際に着ていた白いストライプに黒のシンプルなヴィンテージ ヴァレンチノのドレス、4位はミシェル・ウィリアムズが、2006年に『ブロークバック・マウンテン』(05)で助演女優賞にノミネートされていた際に着ていた、マスタードカラーのヴェラ・ウォンのドレス。シャープなVの字に胸元が開いたフリルのドレスと真っ赤な口紅がマッチしており、ファッションアイコンの仲間入りを果たしたが、その後、故ヒース・レジャーとの間に娘が誕生してからは、コンサバなドレスを着るようになり、ファッション関係者をがっかりさせている。

5位は1998年にシャロン・ストーンが身に着けていた、胸元が大きく開いたシンプルなボタンダウンの白のブラウスにヴェラ・ウォンのサテンのタイトスカート。一歩間違えれば格式あるアカデミー賞のレッドカーペットにふさわしくないファッションと言われそうだが、抜群のスタイルとセンスで、見事5位にランク入りを果たした。

以下、6位は2001年にレニー・ゼルウィガーが着ていたストライプレスのジャン・デッセのシンプルなレモンイエローのドレス、7位は2004年にアンジェリーナ・ジョリーが着ていたマーク・バウワーのホールスタードレス。無垢をあらわす白地のサテン生地に、背中と胸元が大きく開いたセクシーさのバランスが絶妙だった。

そして8位は、2002年に『チョコレート』(01)で初めてアフリカ系アメリカ人として主演女優賞を受賞したハル・ベリーが着ていたエリー サーブの真紅のガウンドレス。オーガンジーの上半身の胸元部分に戦略的にあしらったアップリケの絶妙さと、下半身のサテンのドレスの切り替えバランスが見事で、スタイル抜群のハルしか着られないドレスとして今でも語り継がれている。

9位は、2009年に『レイチェルの結婚』(08)で主演女優賞ノミネートのアン・ハサウェイが着ていたアルマーニ・プリヴェのドレス。コインカラーの渦巻き状のシンプルなデザインのドレスと髪型(シニョン)がパーフェクトマッチングで、若さと上品さを演出している。そして10位は、1999年に『エリザベス』(98)で主演女優賞ノミネートのケイト・ブランシェットが着ていたブラックドレスで、背中にエデンの園をモチーフにしたピンクや紫などの華麗な刺繍があしらわれたジョン・ガリアノのドレスは実に艶やかだった。

以下、11位から20位までに、グウィネス・パルトロウ、リース・ウィザースプーン、ウィノナ・ライダー、ケイト・ウィンスレット、クレア・ディーンズ、ケイト・ハドソン、キム・ベイシンガー、シャーリーズ・セロン、ジョディ・フォスター、ジェニファー・ロペスが名を連ねている【NY在住/JUNKO】

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