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第84回アカデミー賞ファッションチェック!今年のオスカー女優陣のお気に入りは“赤”と“白”

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第84回アカデミー賞ファッションチェック!今年のオスカー女優陣のお気に入りは“赤”と“白”

様々な女優たちが煌びやかなドレスで豪華に彩った第84回アカデミー賞授賞式。今年も彼女たちのファッションを紹介していこう!

今年のアカデミー賞の女優陣に人気だったカラーは赤。赤はレッドカーペットと同じ色だけに難しい色だが、赤いドレスをまとった女性たちは、趣向をこらしたレッドでそれぞれ存在感を放っていた。なかでも『マリリン 7日間の恋』(3月24日公開)で主演女優賞ノミネートのミシェル・ウィリアムズ。惜しくもオスカー獲得には至らなかったものの、そのトータルコーディネイトはベストドレッサー級。真っ赤なドレスを上品に着こなしたミシェルは、腰元にシルバーのリボンのブローチをアクセントとして使用し、足元もゴールドの靴が見え隠れ。金髪のショートヘアが映えて、シルエットも実に美しかった。またエマ・ストーンのロングドレスは、スラリと流れるようなライン。首元を上品に結び、ベン・スティラーと共に視覚効果賞のプレゼンターを務めた。同じ赤でも、ナタリー・ポートマンのボリュームある赤のドレスは、小さなドットのような模様でキュートな個性を発揮した。

次に人気だったのは、白。主演女優賞ノミネートの『ドラゴン・タトゥーの女』(公開中)のルーニー・マーラは、胸元が美しくカットされたドレスで登場し、綺麗なマーメイドラインで清楚な雰囲気を放った。毎回、個性的なデザインで異色を放つグウィネス・パルトロウは、今年も一枚の布を被ったようなドレス。助演女優賞を受賞した『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(3月31日公開)のオクタヴィア・スペンサーは、白いドレスに細やかな装飾が施されたデザインでゴージャス感を演出。衣装デザインなどのプレゼンターを務めたキャメロン・ディアスとジェニファー・ロペスは、前々から「白で合わせよう」と打ち合わせしてきたようで、キャメロンはスカートのフレアにゴールドの刺繍が入った落ち着いたグッチのホワイトのドレス、一方のジェニファーは、自慢の胸元を見せながら、ラインの入った美しいシルエットのドレスを着こなし、それぞれ個性を発揮した。

また、毎回楽しませてくれるアンジェリーナ・ジョリーは、ブラックのドレスに真っ赤なリップで登場。脚色賞のプレゼンターを務めた際は、腰に手を当て、大胆に開いたスリットからは自慢の美脚を堂々と見せた。これまでアンジーと並んでセクシー競争をしていたペネロペ・クルスだが、今年は淡いブルーのシンプルなドレスで大人しい装いに。母親となったせいか、髪型までも落ち着いた雰囲気で、ファンにとっては少し残念だったかもしれない。コメディの女王ティナ・フェイは、ゴージャスな濃い紫色でドレスやイヤリング、リングを統一。ウエスト部分を絞ったデザインで大人の女性の魅力を放っていた。

その年によって、地味なドレスばかりになったり、同じカラーが並ぶような年もある女優陣のアカデミー賞ファッション。今年は、赤や白、黒といった人気のベーシックカラーを使いながらも、それぞれのセンスが映えるドレスで楽しませてくれた。【取材・文/鈴木菜保美】

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