『ホビット 思いがけない冒険』壮大な冒険の始まりを想起させるイメージ画像を公開
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が、『ロード・オブ・ザ・リング』のプロローグにあたるJ.R.R.トールキン原作を二部作で製作、その第一部となるのが『ホビット 思いがけない冒険』(12月14日公開)だ。現在、ニュージーランドで全編デジタル3Dでの製作が進められている本作だが、この度、物語の主人公ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)と共に壮大な冒険の始まりを想起させる、最新のイメージ画像が公開された。
『ホビット』二部作は、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作で描かれたフロド・バギンズの指輪を巡る旅から、さらに60年遡った世界が舞台となる。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで指輪の所有者となったフロドの前所有者であるビルボ・バギンズが主人公となり、彼らの国を救うための冒険で指輪を手にする物語が描かれている。
ワーナー・ブラザース・オフィシャルfacebook上では、「The Hobbit」ビデオログと題し、ピーター・ジャクソン監督自身の解説による撮影現場レポ―ト映像も公開されている。前シリーズの撮影当時と同じニュージーランドのスタジオに、ホビット族の村の屋敷や、エルロンドの館を完全に再現し、魔法使いガンダルフ役のイアン・マッケラン、『猿の惑星:創世記』(11)のシーザー、そして前シリーズのゴラムを熱演したアンディ・サーキス、ビルボ・バキンズに抜擢されたマーティン・フリーマンらも登場する。
また、映像でマーティン・フリーマンは「この日を迎えるまでに、想像以上の長い時間がかかりました。この旅が終わる頃には、全員が固く結束していると信じています」とコメントし、ピーター・ジャクソン監督は「『ロード・オブ・ザ・リング』の世界に戻ることに、実はずっと消極的でした。でも、今ではすっかり考えが変わった。映画製作は大変ですが、仲間に恵まれれば楽しくなる。本作品では懐かしいメンバーが再会し、新たな友人たちも加わりました。全員の力を組み合わせるのが楽しみです」と撮影前の意気込みを語っている。この映像を見れば、撮影は期間を3つに分け、250日間もの長期に渡り、全世界待望の一大プロジェクトが着々と進行していることがうかがえる。【Movie Walker】