ウドちゃんがマジ演技に開眼!? 笑いとモヒカンを封印し挑んだ作品とは
1991年のコンビ結成以来、テレビを中心に大活躍しているキャイ~ン。特にボケ担当で、ウドちゃんの愛称で親しまれるウド鈴木は、人懐っこいキャラクターを活かして、俳優として映画やテレビドラマにも進出している。そんなウド鈴木が映画初主演を果たした『一遍上人』が5月12日(土)より公開される。
タイトルにもなっている一遍上人とは、鎌倉時代中期に実在した僧侶。現在の松山市に生まれた一遍は、10歳で出家し、25歳で還俗(僧侶から在俗者に戻ること)するものの、32歳で再出家する。後に時宗を開宗し、全国行脚をしながら、「南無阿弥陀仏」を独特の節回しで唱え踊る“踊り念仏”を広めた人物としても有名だ。そんな歴史上の人物を演じるために、ウド鈴木はトレードマークの金髪モヒカンをスキンヘッドに変え、笑いなしのシリアス演技に挑戦している。バラエティで見慣れた愛嬌のある笑顔も控え、終始憂いを帯びた表情で一遍を演じるウド鈴木には、ベテラン俳優の風格さえ感じられる。
彼の熱演を支える共演者もまた個性的で、八嶋智人の妻で女優の宮下今日子、歌手としても活躍する玉置成美、さらに吉田達也(ルインズ)やKenKen(RIZE)といった音楽ファンには堪らない配役にも注目だ。
テレビでは決して見ることができない俳優・ウド鈴木の魅力が堪能できる本作。一遍になりきったウドちゃんの熱演をスクリーンで体感してほしい。【トライワークス】
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