あのオスカー俳優&女優と共演した影の主役はヴィンテージスクーター!?
映画史に残るほどの大ヒット作に数多く出演し、2年連続でアカデミー賞に輝くという快挙も成し遂げている名優トム・ハンクス。そんな彼が製作・監督・脚本・主演の全てを手がけた映画『幸せの教室』が5月11日(金)より公開される。同じくオスカー女優のジュリア・ロバーツを共演に迎えた同作は、中年男の遅れてきた青春を描いたポジティブな人間ドラマだ。
「大学を出ていない」という理由でリストラを宣告されたトム・ハンクス演じる主人公は、再就職を少しでも有利に進めるため短期大学へ通うことに。ところが、期待と共に臨んだ初授業で彼を迎えたのは、ジュリア・ロバーツ演じる女講師の何とも無愛想な態度だった。このふたりのぎこちない関係を軸にしながら、本作は中年男のキャンパスライフをユーモアたっぷりに描いていく。
そんな本作には、影の主役とも言うべき注目のアイテムが存在する。それが主人公とその仲間たちが乗っているスクーターだ。というのも、本作に登場するスクーターは、ヴェスパやランブレッタなど、マニアであれば思わず目がいってしまうヴィンテージものばかり。希少なスクーターを一度にそろえるのは大変な作業だったようで、特に主人公のスクーターに至っては、たまたま駐車してあったヤマハ・リヴァ 180を見つけたトム・ハンクスが「これを撮影で使わせてほしい」と持ち主宛のメモまで残して借りたほどだった。しかも、このスクーターの持ち主が偶然にも大学に通う中年男性だったというから、なにやら運命めいたものを感じてしまう。
トム・ハンクスとジュリア・ロバーツの共演はもちろんのこと、マニア垂涎のヴィンテージスクーターの共演も見どころの本作。スクーターやバイク好きな人にとっては、2つの豪華なキャスティングを楽しめる映画となっている。【トライワークス】