エヴァ・グリーンが『ダーク・シャドウ』で過激でアクロバティックなラブシーンを披露
『チャーリーとチョコレート工場』(05)、『アリス・イン・ワンダー・ランド』(10)などのジョニー・デップとティム・バートン監督が8度目のタッグを組む『ダーク・シャドウ』(5月19日公開)。本作に出演するエヴァ・グリーンは、魔女アンジェリーク・ボーチャードを演じ、思い切り弾けた演技を披露している。
かつてコリンズ家の使用人をしていた魔女アンジェリークは、バーナバス・コリンズ(ジョニー・デップ)に振られた復讐心から、彼の最愛の人だったジョセッテを殺害。さらにバーナバスに呪いをかけ、ヴァンパイアにした挙げ句、200年もの間、生き埋めにしてしまった恐ろしいキャラクターだ。目が奪われるほどの美しさと、狂気に満ちた嫉妬心を持ち合わせた彼女は、1970年代にはコリンズ・ポートを含めたメイン州の漁業を牛耳り、バーナバスとコリンズ一家を再び追い詰めていく。
エヴァ・グリーンの映画デビューはベルナルド・ベルトルッチ監督の『ドリーマーズ』(04)で、この作品に感銘を受けたジョルジオ・アルマーニによってエンポリオ・アルマーニのモデルにも起用される。さらに、アルマーニから旧友リドリー・スコットへの推薦がきっかけで『キングダム・オブ・ヘブン』(05)のヒロインや、『007 カジノ・ロワイヤル』(06)のボンドガールに抜擢、現在はハリウッドでも注目の女優だが、本作で今までの控え目なキャラクターとは異なる新境地を開拓した。自分の真っ赤な下着をジョニー・デップの顔に乗せたり、過激でアクロバティックなラブシーンも披露、ポップでコミカルなシーンの連発、まさかの感動を予感させる作品に仕上がっている。
このほか、コリンズ家の現当主エリザベス役にミシェル・ファイファー、一家と同居する医師ジュリア役にヘレナ・ボナム=カーター、エリザベスの怠惰な兄弟ロジャー役にジョニー・リー・ミラー、ロジャーの息子デイビッド役にガリバー・マクグラス、コリンズ家の世話人ウィリー役にジャッキー・アール・ヘイリー、ベビー・シッターのヴィクトリア役にベラ・ヒースコート、コリンズ家のひねくれ気味の長女キャロリン役にクロエ・モレッツが起用されるなど、特徴のありすぎるそれぞれの演技にもくぎ付けになることは間違いないだろう。【Movie Walker】