あのこども店長がバイオレンスな極悪不良少年に大変身して大暴れ!
「巨人の星」「あしたのジョー」などで知られる巨匠・梶原一騎。彼の原作による伝説的純愛コミックを三池崇史監督、妻夫木聡・武井咲共演で映画化した『愛と誠』が現在公開中だ。5月に開催された第65回カンヌ国際映画祭でも、オープニング、クロージングと並ぶ目玉作品として、ミッドナイトスクリーニング部門で上映され、現地の映画ファンや、海外のマスコミを大いに盛り上がらせた。
ケンカがめっぽう強い超不良・大賀誠と、彼に恋する財閥令嬢・早乙女愛の純愛物語を描いた本作。映画の中で随所に描かれる不良たちによる喧嘩シーンは、三池監督の『クローズ』シリーズを彷彿とさせる大迫力だ。そんな本作に、あの“こども店長”こと、加藤清史郎が出演している。劇中で清史郎は主人公・誠の幼少時代を熱演。眉間に皺を寄せ、喧嘩相手をにらみつけたり、容赦なく相手の顔面にグーパンチを喰らわせたりと、これまでのイメージを封印し、武闘派キャラに大変身しているのだ。
昭和の名曲を現代に甦らせたミュージカル演出と、躍動感あふれるアクション、さらに意外なキャストのハイテンションな熱演と、見どころ満載な本作。この作品で見せる見事な不良少年っぷりで加藤清史郎の新境地開拓なるか、実に楽しみだ。【トライワークス】
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