貞子「私は国際派女優」と『貞子3D』の海外公開を喜び、初日舞台挨拶でも暴走!
角川Jホラー最強のヒロイン貞子が、遂にスクリーンから飛び出す! 『貞子3D』の初日舞台挨拶が、5月12日に角川シネマ新宿で開催。これまで始球式から渋谷を占拠したキャンペーンなど、あっと驚く宣伝活動を精力的にこなしてきた貞子が、石原さとみや瀬戸康史らと共に初日舞台挨拶を開催。サプライズゲストとして登壇した『リング』シリーズの原作者・鈴木光司からは「しばらく見ないうちに大きくなったな」と言われた貞子は、おどろおどろしい仕草で会場を爆笑させた。
シリーズ初の3Dで完全復活を遂げた貞子。本日、登壇したのは、石原さとみ、瀬戸康史、山本裕典、田山涼成、英勉監督、橋本愛、そして貞子。主演の石原は「楽しい現場でした。宣伝を重ねていって、『貞子3D』ということでリアクションがすごく良くて。貞子さんも宣伝を頑張っていただきました」と貞子をねぎらった。会場からも「貞子!」コールが起こり、嬉しそうに手を上げる貞子。また、貞子役を演じたことが解禁になった橋本愛は「気持ち悪い貞子がいっぱい出てきますが、その中で“美少女貞子”という立ち位置で立たせてもらいました」と苦笑い。
瀬戸は、演じた安藤孝則が以前にも登場したキャラクターだということを明かし、「実は幼い頃に死んでまして、貞子に復活させてもらったのです。なぜ、生き返ったのかってことで、また違った見方ができるんじゃないかと」とマニアックなポイントを指摘。山本は「人をズコズコ殺す初の悪い役を演じました」とアピールした。
その後、本作がアジア圏を中心に海外で公開されることが告知された。韓国では、200スクリーン規模で公開され、その後もシンガポール、台湾などで公開されていく。それを聞いた貞子は、英勉監督に内緒話で感想を伝えると、監督が「私は国際派女優」と代弁し、会場は大爆笑。その後、貞子は石原に抱きつくと、石原は「びっくりしちゃった」とビビリながらも笑顔を見せた。
最後に原作者の鈴木光司が登場。貞子に「最近、反抗期じゃないか?」と突っ込みを入れながらも、本作の原作小説「S(エス)」をPR。映画については「めちゃくちゃ面白かった!」と太鼓判を押した。『ハンサム★スーツ』(08)の英勉監督が放つ『貞子3D』は、恐怖と紙一重の笑いも巻き起こすので乞うご期待。【取材・文/山崎伸子】