ジョニー・デップが『The Lone Ranger』の役作りで禁酒!
ジョニー・デップといえば、「完璧な幸福を得るために必要なものは、良い本とワイン」と言ったことがあり、米国の撮影現場にはフランスからワインを空輸させていたほどのワイン好きで知られているが、そんなデップが、新作『The Lone Ranger』(全米2013年5月31日公開予定)のトント役を演じるためにきっぱり禁酒したという。
同作撮影中はメソッドアクティングと呼ばれる演技法を厳格に実行しているというデップは、禁酒家であるトントを演じるために、自分も一切アルコールを飲まなくなったそうで、カメラが回っていない時にもトントのキャラクターのままで過ごしているという。「彼は、撮影現場では常に役のキャラクターになり切っています。ジョニーが自分自身に戻るのは、ヴァネッサ(・パラディ)や子供たちとしゃべる時だけです。トントは飲酒しないので、ジョニーも全く飲まなくなっています」と関係者が英紙デイリー・メイルに語っている。
また、デップの『The Lone Ranger』は1949年からテレビ放送されたドラマシリーズよりもダークな話になっているそうで、「ジョニーのトントは、昔のドラマからかなり発展させたキャラクターになっています。ストーリーもダークになり、アメリカ西部における鉄道拡張の物語を、居住区から追われるネイティブアメリカンの視点で描いています。映画はトントの視点を通して描かれていて、ネイティブアメリカンが経験した不公平な状況が明らかになります。ジョニーのトントは脇役ではありません。彼が映画の中心になっています」と関係者は語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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