生瀬勝久、初共演の松方弘樹とのキスシーンを激白「素敵な唇でした」

映画ニュース

生瀬勝久、初共演の松方弘樹とのキスシーンを激白「素敵な唇でした」

父娘の絆を描く『スープ 生まれ変わりの物語』(7月7日公開)で、「父の日」にちなんだ完成披露試写会が6月12日に有楽町スバル座で開催。主演の生瀬勝久、刈谷友衣子、野村周平、広瀬アリス、主題歌「会いにいくよ」を歌うwacci、大塚祐吉監督が舞台挨拶に登壇した。『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』(11)で小池徹平と共に主演を務めた生瀬だが、単独主演映画は本作が初めてということで、いつになく神妙な面持ちで映画をアピールした。

生瀬は、脚本を読んだ時の感想をこう振り返った。「渋谷健一という役が僕で本当に良いんだろうか?と。僕は普段から嘘ばかりついて、エキセントリックな役ばかりやっているから、似ても似つかない役。私よりも西島(秀俊)君がやれば良いのにと。そういう印象でした」と激白。「今は監督に本当に感謝しています。僕という人柄を抜きにして見てください」と最後に笑いをとった。

また、劇中での松方弘樹とのキスシーンについては、「初共演で、初日が松方さんとのキスシーンで『はじめまして。キスさせてください』と言いました(笑)。非常に素敵な唇でした」とご満悦な表情で語った。娘役を演じた刈谷友衣子は、「一番やりやすい状態で撮影させてくれたので、楽しくやれました」とコメント。野村周平は「監督から、僕以外は天才だと言われました。『役者人生をゼロにして挑め、馬鹿野郎』とも、罵声を浴びせられ、監督とのリハーサルは全然楽しくなかったです」と恨み節を語った。

その後、父の日にちなみ、娘役の刈谷から、父役の生瀬へサプライズプレゼントとして花束が渡された。生瀬は「父親って難しい。僕には息子がいますが、自分がまだ大人だとは思ってないので、息子の前でどういう父親を演じるかってことが毎日の課題」と父親の顔でコメント。会場に父親が来場していた野村は「一人で東京へ出てきて、不安な僕を支えてくれてありがとう」と、感謝の言葉を投げかけた。

最後に「今までふざけていた私のことは忘れてください。お芝居に対しては真摯に取り組みました」と、生瀬が繰り返し作品をアピール。かけがえのない父娘愛を、ユーモアを交えて綴った心温まる映画『スープ 生まれ変わりの物語』で、今まで見たことのない生瀬勝久の熱演を見てほしい。【取材・文/山崎伸子】

関連作品