鬼才監督や女性からモテモテ!演技派マイケル・ファスベンダーの魅力とは?
巨匠リドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』(8月24日公開)で、ミステリアスなアンドロイドのデイヴィッド役を演じているマイケル・ファスベンダー。謎の惑星を舞台にした同作で、人類の起源を探るミッションのキーパーソンとなるキャラクターとなった彼は、これからのハリウッドにおいて、まさになくなはならない存在だ。なにしろ『プロメテウス』で彼を気に入ったリドリーは、既に次回作『The Counselor』(全米2013年公開予定)で彼を主演に起用することを発表。さらに、スティーヴン・ソダーバーグやデヴィッド・クローネンバーグたちからもラブコールを受け、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの快進撃を見せている。
ドイツ生まれのマイケルは現在35歳。クエンティン・タランティーノ監督『イングロリアス・バスターズ』(09)のアーチー中尉役を経て、2011年公開の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』では、後にマグニートーとなるエリック役を演じて大きな注目を集めた。以降、今年になって公開された作品でも、多くの映画賞を総なめにした『SHAME シェイム』(11)でセックス依存症の男を演じたり、古典の名作を映像化した『ジェーン・エア』(11)では妻を幽閉する名士を熱演。これら数々の難役を見事にこなした彼は、「複雑味を抱えた男を演じさせたら、右に出る者はいない!」と証明。米タイム誌による2011年の男優ランキングで、ブラッド・ピットに続いて2位を獲得しているのも納得だ。
そしてもちろん、モテモテなのは監督やメディアからだけではない。彫りの深い顔立ちに憂いのある瞳をたたえたマスク、クールでどこかミステリアスな出で立ちには、セクシーな魅力があふれている。そのうえ、35歳という年齢で、キャリア絶頂期にある男の自信を感じさせるのだから、女性が放っておくはずもない。数々の女性と浮き名を流してきた彼の現在の恋人は、『SHAME シェイム』で共演したセクシー女優ニコール・ベハーリ。かつては、レニー・クラヴィッツの娘で、マイケルとは12歳年下のゾーイ・クラヴィッツとも交際し、スキャンダラスな話題を振りまいた。
今後は、スティーヴン・ソダーバーグ監督『エージェント・マロリー』(9月28日公開)でイギリス人諜報員のポール役に扮するほか、デヴィッド・クローネンバーグ監督『危険なメソッド』(10月27日公開)では、精神科医ユング役に挑んでいる。同作では、キーラ・ナイトレイ扮するサビーナとのSMシーンもあり、またもや話題を振りまくことは確実だろう。さらに『SHAME シェイム』のスティーブ・マックイーン監督による新作『Twelve Years a Slave』(全米2013年公開予定)では、『The Counselor』に続いてブラッド・ピットと共演する予定だ。多くの大作を抱えるマイケルから今後ますます目が離せない。【トライワークス】