『ハンガー・ゲーム』は不敵な笑みを浮かべるナイフ使いの極悪少女に注目!

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『ハンガー・ゲーム』は不敵な笑みを浮かべるナイフ使いの極悪少女に注目!

全米で公開されるや4週連続興収1位を記録する大ヒットを記録し、日本ではいよいよ9月28日(金)に公開される『ハンガー・ゲーム』。近未来の独裁国家を舞台に、殺し合いを余儀なくされた少年少女たちの戦いを描くサスペンスアクションだ。妹の身代わりにゲームに参加したヒロインのカットニスが、得意の弓矢を武器に壮絶な戦いを生き抜いていく姿を描いた本作。主演を務めるのはジェニファー・ローレンス。全米のティーンから熱狂的な支持を受け、既に各所に引っ張りだことなっており、最新主演作『ボディ・ハント』の公開が11月17日(土)に控えている。だが、もう一人、カットニスに襲いかかるナイフ使いの少女にも注目してほしい。

彼女の名前はイザベル・ファーマン。黒髪にクールな眼差しが特徴的な現在15歳のティーン女優で、12歳の時、異色のホラー作品『エスター』(09)に出演、家族を次々と恐怖に陥れる少女エスターを演じて強烈なインパクトを残した少女だ。特に同作におけるビジュアルは独特の暗さを持っており、同世代で活躍するクロエ・グレース・モレッツやエル・ファニングなど、正統派美少女たちとはまたひと味違った魅力を見せてくれた。

そのイザベルが、『ハンガー・ゲーム』でもアクの強いキャラクターに挑戦。殺人を楽しむ残忍なグループの一員で、ナイフ片手に不敵な笑みを浮かべ、ターゲットを執拗に付け狙うクローヴを演じているのだ。サブキャラクターでありながら、木の上に逃げ込んだヒロインを一晩中待ち伏せるなど、異様な執着を見せる姿は、不気味でインパクト大。クローヴとカットニスが取っ組み合い、キャットファイトを繰り広げるシーンは映画の見どころの一つとも言えよう。

イタリアの傑作ホラー『サスペリア』(77)のリメイク版で主役に抜擢、ナイト・シャマランが監督を務め、ウィル・スミス、ジェイデン・スミスなどと共演する『After Earth』(全米2013年6月7日公開予定)など、着実にステップアップしているイザベル・ファーマン。彼女の今後の活躍に期待しつつ、一際異質な存在感を放ち、見事に悪役もこなしている『ハンガー・ゲーム』での恐ろしい姿を是非堪能してもらいたい。【トライワークス】

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