松田龍平×宮崎あおい出演『舟を編む』に、辞書編集部員役で黒木華が出演!
2012年本屋大賞の第1位に輝き、現在発行50万部を突破している三浦しをんの同名小説を実写映画化した『舟を編む』(2013年4月13日公開)に黒木華が出演することがわかった。黒木は、松田龍平演じる馬締光也の部下として辞書の編集に携わる岸辺みどりを演じる。
現在公開中の『おおかみこどもの雨と雪』で、雪の少女期の声を演じて、注目を集める黒木。彼女が扮する岸辺みどりは、女性誌の編集部から異動となり、馬締らと共に辞書を編む仲間となる。新たに部下として配属されるや、馬締のつけた言葉の語釈に意見する、少し気の強い女性で、若い世代の視点から現代に適応した語釈作りに一役買うことに。馬締いわく、整理整頓が得意なところが辞書作りに向いているという役どころだ。
黒木の起用理由について、プロデューサーの孫家邦は、「岸辺みどりは物語の中で新しい時代の女性を代表する役なので、新鮮さを持つ女優さんに演じてほしいと思っていました。黒木さんが出演した舞台でどんな人の心にもすっと寄りそってこられるような演技を拝見して、大きな可能性を感じました。どこかで仕事をご一緒したいと思っていたので、今回大変喜ばしく思っています」と明かす。
黒木は自身の役柄について、「岸辺みどりは自分の仕事にプライドを持っている、真っ直ぐな女性です」と語り、「徐々に辞書作りに真剣に向き合っていくみどりの変化を見ていただけたら嬉しいです」と意気込んだ。
社内では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉をとらえる才能を買われ、辞書編集部の中心を担うことになる馬締を演じる松田のほか、彼が一目ぼれしてしまう下宿の大家の孫娘・板前見習いの林香具矢役で宮崎あおい、馬締の同僚で、共に辞書の編集に携わる西岡正志役でオダギリジョーが出演する。【Movie Walker】